2024年オリコン顧客満足度調査:ふるさと納税サイトの結果
2024年9月2日、株式会社oricon MEが発表した『ふるさと納税サイト』に関する顧客満足度調査の結果が注目を集めています。この調査では、2023年にふるさと納税を実施した全国の利用者を対象に行われ、その結果、ANAのふるさと納税が総合1位に輝きました。
ANAのふるさと納税が2年連続で1位
ANAあきんど株式会社の提供するふるさと納税サイトは、2020年、2023年、2024年の総合1位を獲得。このサイトは“寄付先や返礼品の選びやすさ”や“手続きのしやすさ”に優れており、特に「サイトの使いやすさ」では、調査を開始した2019年から6年連続で1位を獲得しました。ユーザーからは「情報が整理されているため見やすい」との評価が多く寄せられています。
【さとふる】の躍進
注目すべきは、株式会社さとふるが前回5位から大幅に順位を上げ、2位にランクインしたことです。さとふるは、全5項目でTOP3に入り、「手続きのしやすさ」や「サイトの使いやすさ」において高い評価を得ました。また、年代別では20代から60代以上まで全ての年代で1位を獲得しました。
楽天ふるさと納税の安定した人気
総合3位には楽天ふるさと納税が入りました。特に「返礼品の魅力」や「初めてのふるさと納税」部門で2年連続1位を獲得し、特に初めて利用する人にとって使いやすいサイトであることが示されています。「さまざまな返礼品が揃っており、自分に合った選択ができる」との声もあり、満足度が高いことが伺えます。
部門別ランキングが示す人気
調査はカテゴリー別でも行われ、「肉」「魚介」「米」の3部門において、楽天ふるさと納税が肉類部門初の1位を獲得し、ふるさとチョイスが魚介部門での3年連続1位を維持、ふるなびが米部門で初の1位を獲得するなど、それぞれの特長が際立っています。
ふるさと納税の現状
総務省の調査によると、2023年度のふるさと納税の受入額は過去最大の約1兆1,175億円に達しました。この額は前年度比で1,520億円以上の増加を記録しており、利用者の関心が高まってきていることがわかります。
ふるさと納税の魅力
ふるさと納税とは、自分が選んだ自治体に寄付することで得られる特典です。控除制度があることで、自分の寄付が返礼品として返ってくるだけでなく、寄付金がどのように使われるかを直接見ることができるため、多くの人に支持されています。
特に自分の故郷を含む自治体に寄付をすることで、地域への貢献を感じつつ、返礼品を受け取れる点がこの制度の魅力となっています。これからのふるさと納税利用者の増加も期待されます。
このように、2024年の調査結果からは、各ふるさと納税サイトの力が明らかになり、それぞれの評価が顧客にどのように受け入れられているかが見えてきます。利用者の声を反映したサービス向上が今後も注目されることでしょう。