山梨から全国へ広がる『声』の力—中学生の職場体験レポート
株式会社くるめしは、東京を本社としながら、山梨にコンタクトセンターを持つ企業です。近年、地域貢献を目的とした試みの一環として、地元の中学生に向けた職場体験を行いました。これは、企業が地域社会にどのように寄与できるかを見つめ直し、次世代に「働くこと」の大切さを伝える貴重な機会となりました。
企業のミッションと背景
くるめしは、「働く人の食の探し方、楽しみ方の体験を変える」というミッションの下、法人向けのフードデリバリーサービスを展開しています。特に、「くるめし弁当」や「シェフコレ」は、法人向けのニーズを満たすサービスとして全国規模での展開を図っています。これらのサービスは、電話による顧客対応を重要視しており、どのように「顧客体験」を支えるかが企業の信頼性に直結します。2018年には山梨にコールセンターを移転し、地元の多様な人材が働く環境を整えました。
今回の職場体験は、地域の方々への感謝を示しつつ、若い世代に「働くこと」の一端を体感してもらうために企画されました。
職場体験の内容
この職場体験には、県内の中学校から選ばれた2名の学生が参加し、それぞれが「くるめし弁当」と「シェフコレ」のコールセンター業務を体験しました。
くるめし弁当業務体験
参加したOさんは、まずオリエンテーションに参加し、会社やサービスの紹介を受けました。次に、実際にお弁当を発注するという実践的な体験が行われました。普段からパソコンを使うOさんですが、普段の利用とは異なるため手惑いもあったようです。しかし、入力作業を通じてサービスの流れを理解し、無事に発注を完了。
その後、ヘッドセットを装着し、実際の電話応対のロールプレイに挑戦しました。「敬語を使うのが難しかったけれど、オペレーターとしての体験ができて嬉しかった」と語るOさんの笑顔からは、その成長の跡が伺えました。
シェフコレ業務体験
もう一人の参加者Fさんは、「シェフコレ」の業務体験を行いました。シェフコレはパーティーフードを提供するサービスで、特にケータリング業務は多岐にわたるため、座学でしっかり学べたのは大きかったようです。その後、オンラインミーティングを通じて、実際の業務に触れました。
タイピングを実践する際には、普段使っているノートパソコンとは異なるデスクトップのキーボードに手惑いも見せましたが、すぐに慣れ高得点を記録。見積もり作成にも挑戦し、初めての体験から得られた喜びを感じたとのことです。
経験を通じた成長
今回の職場体験は、学生たちにとってはもちろん、受け入れた社員にとっても貴重な経験となりました。彼らの成長に驚かされ、電話応対一つにも真剣に向き合う必要があることを再認識しました。
コールセンターは“裏方”ではなく、“最前線”であるという考え方を持ち続け、私たちはこれからもお客様に安心感を届けるために努めてまいります。
最後に
この職場体験を通じて、中学生たちが「働く」ということについて少しでも考える機会になれば幸いです。山梨オフィスでは、今後も声を通じて企業と顧客を結ぶ役割を続けていきます。彼らの未来の可能性が、少しでも広がる手助けとなることを願っています。
詳しいレポートは
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