アイシロン ストレージ
2009-03-11 09:00:01
アイシロン、新たなスケールアウトNASでファイルベースストレージ革命へ
アイシロンが新たに発表したスケールアウトNAS製品
アイシロン・システムズ(Isilon Systems, Inc.)は、シアトル本社として知られる企業で、ファイルベース・ストレージのニーズに応える新しいスケールアウトNAS製品を発表しました。この新ラインアップには、Isilon IQシリーズの「Sシリーズ」、「NLシリーズ」、旧モデルにあたるXシリーズの最新機種が含まれ、多様なビジネス環境に対応するための機能を強化しています。
ファイルベースストレージの進化
今回の新製品には、企業のデータ管理において期待される大幅な投資コストと運用コストの削減を可能にする機能が盛り込まれています。特にミッションクリティカルなアプリケーションに関するワークフローの改善が鍵となります。広範囲な適用性を持ち、透明性のある拡張が特徴です。
アイシロンのCEO、スジョー・パテル氏は「エンタープライズ環境で作られるデータがほとんどファイルベースになっているため、企業は複雑なアーキテクチャの限界に直面している」と述べ、今回の新製品が運用コスト削減やビジネスの成長を促進することを強調しました。
新製品の特徴
新ラインアップの中でも特に注目されるのが、Isilon IQ 5400Sです。このモデルは、100万を超えるIOPSと30GB/秒を超えるスループットを実現し、トランザクション性能を大幅に向上させています。また、メディア&エンターテインメントや設計・シミュレーションに必要な効率的な性能も提供することができます。
次に紹介するのは、IQ 36000xです。容量は最大3.45ペタバイトで、スループットは30GB/秒を超え、従来型のスケールアップNASストレージと比較して、60倍の数値となります。これにより、データセンターの効率性向上が期待されます。
IQ 36NLは、ニアラインアーカイブに特化したモデルで、36テラバイトの物理ストレージを4Uシャーシに搭載し、最大で3.45ペタバイトにまで拡張可能。これにより、テラバイトあたりのコストが業界最安水準となります。
業界の反応
IDCのリサーチマネージャ、ノエミ・グレイツドルフ氏は、急激に増加するファイルベースデータに対処するためには、効率的に性能と容量を活用できるストレージシステムの導入が必要であると語ります。スケールアウトNASソリューションがそのハードルをクリアしていると指摘しています。
また、Sony Pictures Imageworksのニック・バリ氏は、ビジュアルエフェクト製品のデジタル化が進む中で、新プロジェクトごとにアイシロンのストレージソリューションが欠かせない存在であると述べています。これらの製品は、プロジェクトの効率を高め、さらに新しい性能と容量を求める企業に適応できる設計となっています。
期間限定キャンペーンの実施
アイシロン・システムズでは、新製品の発表を記念して、期間限定の販売キャンペーンも実施中です。キャンペーン期間は2009年3月11日から5月29日までで、特別な価格設定がされています。具体的な価格については、アイシロン・システムズの販売代理店までお問い合わせください。
まとめ
新たに発表されたアイシロンのスケールアウトNAS製品は、企業におけるファイルベースデータの管理方法を変革する力を持っています。ビジネスの成長やコスト削減に直結するこれらのソリューションが、どのように活用されるのか非常に楽しみです。今後の業界の動向にも注目です。
会社情報
- 会社名
-
アイシロン・システムズ株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区代々木1-22-1代々木一丁目ビル12F
- 電話番号
-
03-5358-7188