業界初の外観検査用特殊照明装置「inVIEW Circle Light」
日本カンタム・デザイン株式会社が2021年8月より販売を開始した「inVIEW Circle Light(インビュー サークルライト)」は、シンクロア社の革新的な技術を基にした外観検査用の照明装置です。この装置は、製品や部品の効果的な検査を可能にし、見落としがちな傷や凹み、埃を確実に見つけ出す力を持っています。
1. 外観検査の重要性
メーカーにおいて、製品の品質管理は非常に重要な要素です。外観検査はこの品質管理の一環として行われますが、従来の方法では目視に頼らざるを得ないため、様々な問題が孕んでいました。たとえば、照明の光が対象物に映り込んでしまい、本来注目すべき部分が見にくくなったり、油分や水分により光が散乱し、重要な情報が損なわれることがあります。このような現状を解決するために「inVIEW Circle Light」が開発されたのです。
2. 「inVIEW Circle Light」の特長
2.1 新技術による効率的な外観検査
「inVIEW Circle Light」では、特許取得済みのシンクロア社「inVIEW」技術を用いており、特殊偏光板と光源の組み合わせによって、照明が反射して映り込む問題や、水分、油分によるギラつきを軽減します。これにより、製品の表面における傷や埃を促進して浮き彫りにし、従来以上に効率的で正確な外観検査が可能となります。
2.2 拡大鏡搭載
装置には直径約130mmの拡大鏡が組み込まれており、なんと2.5倍まで拡大して対象物を観察できるという特長があります。このため、観察者は製品の細部までじっくりと確認することができ、従来の装置よりもはるかに視認性が向上しています。
2.3 手元で操作できる調整機能
さらに「inVIEW Circle Light」では、照明の偏光度合いや光の強度を手元で容易に調整できるため、使用する人が望む条件に即した明るさや視界に変更できます。これにより、製造業の様々なニーズに柔軟に応えることができます。
3. 幅広い利用用途
「inVIEW Circle Light」は、ホイールやギア、金型、鋳物、バネ、ネジ、電子部品など、様々な製品の外観検査に活用されています。特に、バイアル内の液中異物検出や、ガラス容器の表面検査において、強力なサポートを提供します。
4. 製品仕様
- - 名称: inVIEW Circle Light
- - 型名: IN-CRL01A
- - 照明タイプ: 拡大鏡偏光照明
- - 最大照度: 約10,000Lux
- - 色温度: 約5,000K
- - サイズ: 224(W)✕164(D)✕34(H)mm
- - 電源: AC100~240V
このように、日本カンタム・デザインの「inVIEW Circle Light」は、外観検査における未来を切り開く装置となるでしょう。気になる方はぜひ公式サイトで詳細をご確認ください。
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