子どもの誕生とカーライフの変化:パパとママの意識調査結果

ホンダアクセスが行った調査によると、子どもの誕生が家族のカーライフに大きな影響を与えることが明らかになりました。この調査は、20歳から49歳の自家用車を保有するパパドライバーとママドライバー1,000名を対象にしたもので、クルマ選びや保有の実態、また子どもとのドライブに対する意識を探りました。

クルマ選びの主導権

調査結果によると、クルマを選ぶときの主導権は主に夫にあるようで、63%が「夫が主導」と答えています。特に、夫専用のクルマでは94.8%が夫が主導権を握っていると回答しました。一方で、妻専用のクルマでは82%が「妻が主導」とし、役割が明確化されていることがうかがえます。このことから、二人のカーライフにおける責任分担が少しずつ変わってきていることも読み取れます。

子どもの誕生とクルマの買い替え

興味深い結果が出たのは、子どもの誕生がクルマの購入や買い替えにどのように関わるかという点です。「子どもの誕生によってクルマの買い替えを検討したことがある」との回答が54%に上り、特にミニバンなど広い車内が必要とされるクルマへの関心が高いことがわかりました。これは、子どもとのお出かけをしやすくするために家族向けの車の選択が重要視されていることを示しています。

車の維持費と家計の主導権

クルマにかかる家計の管理も非常に興味深いデータが得られました。ガソリン代や保険、車検代などの維持費の主導権も夫が64%と優位を占めていますが、節約行動としては多くの家庭で「ガソリンの値引きクーポンを使う」が最も多く、40%が実施しています。家計を見直そうとする意識が高いことが伺えます。

マイナ免許証への期待

2025年から開始される予定の「マイナ免許証」に対しても興味が集まっています。この新しいシステムを希望するパパドライバーは73%、ママドライバーは57%と、多くの方が期待を寄せています。特に関東では72%がマイナ免許証を持ちたいと答えています。

子どもとのドライブの実態

子どもと一緒にクルマを運転する頻度は、パパドライバーは「週に2～3日」が多いのに対し、ママドライバーは「ほぼ毎日」が最多。子どもが一番多く座るのは後部座席で81.6%が後部座席を選択しています。ここでも事故の安全性に配慮した選択が見られます。ドライブでの行き先としては「テーマパーク・遊園地」が最も支持されており、家族で楽しむための工夫がされていることがわかります。