大村湾の美しさとごみ問題を体感!カヌー・SUPツーリングで環境保全意識を高める
長崎県の大村湾を舞台に、環境問題について楽しく学べるイベント「大村湾ごみゼロ カヌー・SUPツーリング」が、2024年7月7日(日)に開催されました。主催は、一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさき。このイベントは、次世代に豊かな海を引き継ぐため、海を介して人と人をつなぐ「日本財団『海と日本プロジェクト』」の一環として開催されました。
イベントでは、参加者はカヌーやSUPに乗って大村湾を巡りながら、大村湾の特徴や海洋ごみの問題について学びました。
大村湾の現状と課題を学ぶ
イベント開始前の講義では、大村湾の環境問題について解説が行われました。大村湾は、超閉鎖性海域であり、水の入れ替わりが少なく、ごみが溜まりやすいという特徴があります。そのため、近年、海洋ごみの増加が深刻な問題となっています。
講義では、大村湾に生息するアサリの水質浄化作用や、海洋ごみの現状、私たちにできることなどが説明されました。参加者は、クイズ形式や動画を通して、大村湾の現状や課題について理解を深めました。
カヌー・SUPで美しい大村湾を満喫
講義後、参加者はカヌーやSUPに乗り込み、大村湾を巡るツーリングに出発しました。穏やかな大村湾の海を漕ぎ進む参加者たちは、気持ち良さそうに景色を楽しんでいました。
ツーリング中には、スタッフから大村湾の自然や歴史について説明があり、参加者は大村湾の魅力を改めて感じることができました。
海産物BBQと清掃活動で環境問題への意識を高める
昼食は、大村湾で獲れた新鮮な海産物をBBQで味わいました。参加者は、大村湾で獲れる様々な魚介類を堪能し、大村湾の豊かな恵みを体感しました。
昼食後には、公園下の「ガラスの砂浜」の清掃活動が行われました。参加者は、発砲スチロールやプラスチックの袋など、様々なごみを拾い集め、大村湾の環境保全に貢献しました。
参加者の声
イベントに参加した子どもや保護者からは、以下のような感想が寄せられました。
イベントを通して大村湾に愛着がわいたので参加してよかった。(小学4年生)
お話を聞いたことで海のことがわかった。陸のごみ拾いをしたい。(小学5年生)
親子でカヌーに乗船したり、日常では体験できないことができて良かった。(50代男性)
大村湾が閉鎖的な海であり、綺麗にするためには様々な工夫が必要であることを学んだ。また海側から陸地を見ることで、工場、下水処理施設など水質に関わる色々な施設があることを知れた。(30代女性)
まとめ
「大村湾ごみゼロ カヌー・SUPツーリング」は、参加者に大村湾の環境問題について学び、体験を通して意識を高める機会を提供しました。今後も、このようなイベントを通して、多くの人が海への関心を持ち、環境保全に取り組んでいくことが大切です。