シニア層の健康意識調査:2026年への意向と障壁
シニア専用のマーケティングプラットフォーム、コスモラボが実施した意識調査の結果が発表され、50代以上のシニア層の2026年に対する健康習慣についての決意や課題が明らかになりました。この調査では、シニア層の健康に対する関心や実行意欲、そしてそれを妨げる要因に焦点が当てられています。
健康行動に対する現状
調査によると、シニア層の44.6%が「興味はあるが未定」と回答しており、具体的な行動には至っていないことがわかりました。多くのシニアが健康への意識は持ちながらも、何を始めるべきか決めかねている状況です。
始めたい健康習慣
2026年に「始めたい」と考えている習慣として多く挙げられたのは、ウォーキング(49.4%)やストレッチ(34.9%)など、生活の中で無理なく取り入れやすい軽運動が中心です。これらの習慣は、運動不足を解消し、健康を維持するための基本的な活動であると言えます。
継続の障壁
一方で、健康習慣が続かない大きな理由は「モチベーションが続かない」(37.0%)や「効果を実感しにくい」(29.9%)という心理的要因でした。シニア層は、物理的な時間や手間よりも、気持ちの維持が継続において重要であるという声が多く聞かれます。ここで、仲間の存在(50.1%)が重要であることが示されています。
シニアの健康状態
調査結果によると、シニア層の自己評価は概ね良好であり、51.7%が「まあまあ良い」と答えています。一方で、「あまり良くない」と感じている人もおり、多くが健康に対するさらなる改善を希望していることが伺えます。過去1年間の体調の変化を聞いたところ、「あまり変わらない」との回答が68.3%を占め、健康状態が急激に悪化することは少ないようです。
2026年の健康行動
2026年に新しい健康習慣を始める予定があるかという質問に対して、最も多かったのは「興味があるが未定」であり、具体的に行動に移す予定のある人は19.1%にとどまりました。健康への関心はあるものの、具体的行動に至れていないことが浮き彫りになりました。
健康習慣をやめたい理由
また、2026年に「やめたい」「減らしたい」と思う習慣としては、46.4%が「間食や甘いものの食べ過ぎ」と回答しており、食生活の見直しを考える人が多いようです。「運動不足」との回答も続き、生活全体を見直したいと考えるシニア層の意識が反映されています。
継続のために必要な支援
健康習慣を続けるために役立つと感じるものに関しては、「仲間」が最も多く(50.1%)、続いて「専門家のアドバイス」や「効果が見える仕組み」が必要との意見も寄せられました。仲間との関係や支援が、健康習慣の維持にとって非常に重要であることが再確認されています。
まとめ
今回の調査結果は、シニア層が健康習慣を定着させるには、仲間の存在や心理的なサポートが不可欠であることを示しています。「始めやすい行動」を提案しつつ、行動決定が難しい層を後押しする情報や、継続支援が必要です。健康施策やサービス設計においては、「続けやすい環境の構築」に目を向けることが、より多くのシニア層の健康を促進する鍵となるでしょう。
本レポートは、シニア層の健康に関する幅広い調査を反映しており、今後の施策に役立てることが期待されます。