日高村オムライス街道
2015-08-03 08:00:01

過疎の村がオムライスで大変身!高知県日高村『オムライス街道』の奇跡

過疎化を救ったオムライス!高知県日高村『オムライス街道』の奇跡



高知県の中央部、清流と緑豊かな山々に囲まれた人口約5,000人の日高村。かつては「高知県民ですら知らない地域」だったこの村が、今、県内外から注目を集める観光スポットへと変貌を遂げました。その秘密は、ズバリ「オムライス」です!

国道33号沿いに軒を連ねる飲食店が、地元産の食材をふんだんに使った、個性豊かなオムライスを提供。このことから、このエリアは「オムライス街道」と呼ばれるようになりました。

村長発案の地域活性化プロジェクト



この「オムライス街道」構想の発案者は、なんと日高村の村長、戸梶眞幸氏。人口減少が続く村の活性化を模索する中で、村の特産品であるシュガートマトや米、野菜などを活用した地産地消の取り組みとして、オムライスに着目しました。

トマト=ケチャップ=チキンライス=オムライスという連想ゲームから生まれたこのプロジェクトは、村の基幹産業である農業や畜産を活性化させる可能性を秘めていました。

スタンプラリーでさらに盛り上がり!



2014年のプロジェクト開始から、参加店舗は増加の一途を辿り、2016年には11店舗にまで拡大。6月12日からは、この11店舗を巡るスタンプラリーがスタートしました。各店でオムライスを食べた人にはスタンプが押され、集めたスタンプの数に応じて割引サービスが受けられます。4店舗で300円、8店舗で1000円、全11店舗制覇で2000円もの割引が適用される太っ腹な企画です。

オムライスを超えた地域の魅力



「オムライス街道」は、単なるグルメスポットではありません。各店舗の店主たちの温かいおもてなしや、個性的で心温まるアイデアが詰まったオムライスは、訪れる人々に忘れられない思い出を刻みます。

さらに、街道の入り口には「小村神社」というパワースポットがあり、地元産の生姜を使った「オムラジンジャー」も人気です。また、地元の特産品が並ぶ「村の駅ひだか」も観光客に人気のスポットです。

オムライス愛あふれる村の取り組み



日高村のオムライス愛は並々ならぬものがあります。毎月12日は「オムライス記念日」として、村内放送で「オムライスの歌」が流されます。この歌は、地元の「おやじバンド」が自主制作したもので、子供たちが歌えるシンプルでキャッチーなメロディーが特徴です。

他の「おいしい街道」もチェック!



高知県には、日高村の「オムライス街道」以外にも魅力的な「おいしい街道」があります。「いの生姜焼き街道」や「四万十ポークどんぶり街道」など、それぞれ地元の食材を使った個性的な料理が楽しめるスポットです。

まとめ



過疎化が進む地域が、地元の食材と人々の創意工夫によって、観光客を呼び込み、経済効果を生み出している「オムライス街道」の成功は、地域活性化の新たなモデルケースとして注目されています。この取り組みが、他の地域にも波及し、更なる発展へと繋がることを期待しましょう。

会社情報

会社名
高知県庁
住所
高知県高知市丸ノ内1-2-20
電話番号
088-823-9708

関連リンク

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