別府市のワーケーション
2019-08-30 14:00:57

別府市で始まる新たなワーケーションの実証試験~イノベーション創出を目指して~

別府市で始まる新たなワーケーションの実証試験~イノベーション創出を目指して~



別府市は、ワークとバケーションを組み合わせた「ワーケーション」がもたらす新たな価値創造に挑戦しています。特に注目すべきは、「イノベーション創出型ワーケーション」をテーマにした実証試験です。このプログラムは、さまざまな分野からの参加者が一堂に会し、地域課題の解決及び新たな事業アイデアの構築に向けた討論を行うことを目的としています。

イノベーション創出型ワーケーションの狙い


この取り組みでは、特に「仕事重視型」のワーケーションが強調されており、普段の職場から離れて、地域の特性を活かした新しいアイデアの創出を目的としています。参加者には、大都市圏に拠点を持つ企業の人材や地域企業の代表、大学生、さらには地方自治体の職員などが含まれています。これにより、異なるバックグラウンドを持つメンバーがフラットな立場で意見を交換し、協力して新たな価値創造を体験することが可能になります。

実証実施の概要


この実証試験は一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINKの主催で、2019年9月9日から12日までの間に開催されました。参加者は専用のモニターを通じて選出され、多種多様な企業が集合しました。会場は大分県別府市の「a side -満寿屋-」で開催され、地域資源を活かしたプログラムが展開されました。

プログラムの特色と課題


このプログラムでは、参加者が抱える企業視点の問題や地域課題を解決するための体験型のワークショップが並行して実施されました。大分県では若者の県外流出が大きな問題となっています。この実証を通じて、地域学生や留学生の創造力を引き出し、具体的なビジネスアイデアに結びつけることが期待されています。さらに、プログラム実施後には、参加者の期待と実施内容に関するギャップの分析が行われ、持続可能なモデルを模索する試みも進められます。

特別講演


実証期間中には、イノベーションの第一人者である立命館アジア太平洋大学の学長、出口治明氏や、株式会社大分フットボールクラブの経営改革室長、神村昌志氏を迎えた特別講演も行われました。彼らの経験と見識をもとに、参加者たちは新たな視点を得ることができました。

今後の展望


このワーケーションの実証試験が終わった後も、別府市はワーケーションの普及と機運醸成に向けた取り組みを続けて行く予定です。プロモーション活動を通じて、地域の魅力を広め、企業と地域のコラボレーションを促進していきます。また、得られた成果や課題を今後の事業モデルに反映させ、持続可能な取り組みへとつなげることが目指されています。

このように、別府市でのイノベーション創出型ワーケーションは、新たな人材とアイデアが交錯する場となり、地域経済活性化への期待が高まっています。

会社情報

会社名
一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINK
住所
大分県別府市末広町1番3号
電話番号
0977-77-4513

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。