大型液化CO2輸送船の社会実装に向けた新たな取り組み
株式会社商船三井は、大型液化CO2輸送船の社会実装に向けた新たな評価事業の受託業者を募集しています。この事業は、日本CCS調査株式会社の委託を受けて行われており、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けています。現在、CO2の大量輸送に対応するための大規模な船舶が必要田んでおり、その設計と運行の安全性を確保するために、シミュレーション評価が不可欠です。本評価事業では、2022年度に実施した基本設計に基づき、船体や搭載機器の3次元モデルを使用して、CO2の拡散状況を詳細に分析します。
特に注目すべきは、ベントライザーからの大気への排出時、またはタンクの安全弁作動時といった状況下でのCO2拡散の影響を評価する点です。これらの評価を通じて、居住区への影響を最小限に抑えるためのデータを収集し、今後の安全対策や運用基準の策定に活かします。契約期間は2025年5月7日から2025年5月20日までの間に受け付けられ、契約締結後は2026年2月28日まで評価業務が継続されます。
評価作業に参加したい企業は、指定の申請フォームから必要事項を入力し、事業の仕様書を受け取った後に応募手続きに進む必要があります。シミュレーション評価を通じ、我々はCO2配送船の運用が環境及び地域社会への影響を与えないよう、最新の技術を駆使して安全性を高度化していく所存です。
この取り組みは、温室効果ガスの排出削減を実現するだけでなく、持続可能なエネルギー社会の実現へ向けた重要なステップでもあります。したがって、企業の皆様にはぜひ積極的に情報を収集し、この新たな事業機会に参加していただきたいと考えています。詳細については、2021年6月22日に発表されたプレスリリースもご参照ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社商船三井
- 住所
- 東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
- 電話番号
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