名画を新たな視点で鑑賞する『なぜ、これが名画なの？』発売決定！

名画を新たな視点で鑑賞する

昨今のアートブームの中、注目の一冊が登場します。累計10万部を突破した『絵を見る技術』から6年、その続編となる『なぜ、これが名画なの？』が2025年12月19日に発売されます。この書籍では、名画を鑑賞する新たな視点として、時代ごとのスタイルに焦点を当てています。

これまでの鑑賞法からの進化

前作で多くの読者に支持された「絵の見方」がさらに進化しました。新著では、絵画における「スタイル（様式）」の理解を深めることができ、アート鑑賞がもっと楽しくなります。ルネサンスやバロック、ロココといった様々な時代におけるスタイルの違いを解説しながら、なぜ芸術家が特定の意図で作品を作ったのか、その背景にも触れています。読者はこの本を通じて、名画の持つメッセージをより深く理解することができるでしょう。

2つのスタイルについての考察

本書では西洋絵画の展開を大きく二つのスタイル、「理性派」と「感性派」に分け、それぞれの特徴を明確にしています。理性派は、秩序や理想を求める一方、感性派は現実や瞬間を重視します。これにより、美術史を俯瞰的に理解することが可能となり、他の様々な芸術領域においても通じる洞察を得ることができます。

スタイルを知る意義

「スタイルを見抜くこと」は、絵画が語る声を理解する第一歩です。画家が持つメッセージや、作品が持つ価値観を読み解くための鍵となります。著者の秋田麻早子氏は、スタイルの理解が絵とのコミュニケーションの基盤であると述べており、その理解が深まることで、名画の見方が変わるとしています。

実践問題で学びを深める

今回の新著には、実践問題が多数収録されており、読者は名画を鑑賞しながら自らの理解を試すことができます。特に、名画の特徴を特定し、どの時代や流派に属するのかを考察する機会は、新たな視点を与えてくれます。名画の背後にある意図や時代の空気を読み解くことで、アート鑑賞はさらに豊かなものとなるでしょう。

秋田麻早子について

著者の秋田麻早子氏は美術史研究家として広く知られています。彼女は岡山県岡山市出身で、国際的な美術教育を受けた後、名画を見る技術の普及を目指して活動しています。また、2026年には出版記念イベントも開催され、名画の様式に関する講演が行われる予定です。これもまた、ファンに目が離せない情報となりそうです。