認知症講座開催
2025-06-19 15:04:21

三井住友銀行が行員向けに認知症に関する講座を開催

三井住友銀行が行員向けに認知症に関する講座を実施



埼玉県さいたま市に位置する三井住友銀行の大宮支店で、行員向けに「認知症に関する出前講座」が開催されました。この取り組みは、株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス株式会社の協力によるもので、約40名の行員が参加しました。

認知症教育の重要性



2025年には高齢者の3.6人に1人が認知症または軽度認知障害(MCI)になると予測されています。この現状を踏まえて、私たちも認知症に対する理解を深め、偏見や誤解を解消する必要があります。メディカル・ケア・サービスは、認知症教育の出前授業を行い、これまでに40校を超える学校で4,000名以上の生徒に対して啓発活動を行っています。これにより、認知症に対する理解が広がることを目指しています。

講座の内容と体験



講座では、「物忘れ」と「認知症」の違いに始まり、誤解されやすい認知症の中核症状、そしてその症状が引き起こす行動について触れました。特に「状況の認知」については、認知症を抱える方にとってどのような困難が訪れるかが説明され、参加者たちはその重要性を理解しました。

また、認知症の方々が抱える「不安」を「安心」に変えるためのコミュニケーションの重要性も強調されました。このことを通じて、地域全体で認知症への理解を深め、安心できる環境を作る必要性が認識されました。

参加者の反響



講座に参加した行員からは、「認知症の理解を深めることができた」「高齢者と接する際の意識が変わった」という感想があり、実際に学んだことを今後の仕事に活かしたいという意欲が見られました。また、具体的な言葉かけ一つで認知症の方の不安を軽減できるという新たな発見もありました。

介護休暇の重要性



講座の中では、部下が介護休暇を必要とする場合の対応についても議論されました。認知症は早期発見が肝要であり、発見が遅れると症状の悪化を招くことになります。そのため、周囲がどのように支援するかが重要です。行員たちは、職場が柔軟に対応し、介護の必要な環境を整えることが求められることを再確認しました。

講師の紹介



今回の講師を務めたのは、メディカル・ケア・サービス株式会社の杉本浩司部長。彼は「日本一かっこいい介護福祉士」として知られ、認知症について広範な知識と経験を持ち、多くの講演を行っています。彼の話は参加者にとってとても有意義だったようです。

まとめ



認知症に関する理解を深めることは、家庭や職場においても重要な課題です。今回の講座を通じて、三井住友銀行の行員が認知症についての正しい知識を学び、より良い支援ができるようになることが期待されます。地域社会全体が、認知症に対する理解を深めていくことが求められる時代に、今回の取り組みが大きな一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 学研ホールディングス
住所
東京都品川区西五反田2丁目11番8号学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001

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