田邉シェフとEricシェフのコラボレーションディナーの魅力
2025年10月16日と17日の二日間、中国・杭州のラグジュアリーヴィラ「Seven Villas」にて、ヒカリヤニシの田邉真宏シェフとLa Villa Restaurantのエグゼクティブシェフ、Eric Yu氏がコラボレーションディナーを開催します。この特別なイベントでは、日本と中国の両国の食文化が見事に融合した新たな美食体験が提供される予感がします。
開催の背景と目的
このコラボレーションは、世界的な非営利組織「ルレ・エ・シャトー」の協力によって実現しました。この組織は、厳選されたホテルやレストランが加盟し、食文化を通じた国際的なネットワークや文化交流を推進しています。Seven Villasでは毎年魅力的なシェフを招き、ガストロノミーを推進するイベント「Four Hands Dining」を行っています。
今回のディナー兄は、田邉シェフとEricシェフが互いの料理哲学やスタイルを融合させ、それぞれの国の伝統を織り込みながら新しい料理を生み出す絶好の機会です。田邉シェフは、信州の新鮮な食材を使った「ナチュレフレンチ」を得意としており、Ericシェフは杭州の伝統的な料理を土台に、新しいスタイルの料理を生み出してきました。
特別メニューの紹介
Day 1: メディア向けイベント
当日のイベントでは、特別に用意された西洋スタイルの8品コースが提供される予定です。各回の定員は約20名で、料理の一部として以下のようなメニューが予定されています。
温前菜: 椎茸のテリーヌ
田邉シェフの代表作であるこの一皿は、長野県産の椎茸を主役にし、新しい形で昇華されます。ゼラチン不使用のこのテリーヌは、椎茸の持つ独特の食感を活かしながら、魚のコンソメと組み合わせた深い滋味を感じさせる一品です。
肉料理: Seasoned Duck
Ericシェフが提供する鴨料理は、杭州の食文化を反映させつつ、炭火の香ばしさや多様な食材のテクスチャーを取り入れた特別な一皿です。地元の手作り醤油で7日間熟成させ、香ばしい皮としっとりとした肉質を兼ね備えた鴨肉が、甘酸っぱいチェリーソースや漬けナスと絶妙に調和します。
さらに、食後には鴨の旨味を閉じ込めたトルテリーニのスープも添えられ、二段階で鴨の魅力を楽しむことができます。
Day 2: ホテル宿泊客向けイベント
2日目は、ホテルに宿泊されるゲスト向けに同様の内容で、田邉シェフは地元の新鮮な魚を使用した料理も提供する予定です。また、仕入れ状況によって内容が変わることも考えられますが、その柔軟性こそがシェフたちの創造性を存分に発揮する要素でもあります。
参加を通じて新しい食文化を体験
田邉シェフは、「現地の食材の魅力を引き出すことが料理の鍵である」と語っています。このコラボレーションにより、彼の料理はいつもの信州野菜とは異なる新しい一面が見えてくるでしょう。
同様に、Ericシェフも「このディナーが杭州の食文化の新しい扉を開く機会になれば」と期待を寄せています。両シェフによる新たな料理の生み出しが、これまでにない美味しさや感動をもたらしてくれることに、大いに期待が持てます。
日本と中国の美食が共鳴し、現地の文化を受け入れながら新たな料理が生まれる瞬間を、ぜひご楽しみにしてください。