ゲオグループが開設した『中部物流センター』
株式会社ゲオホールディングスは、2024年11月に愛知県岩倉市に新たな旗艦物流拠点『中部物流センター』を開設しました。これは物流機能の強化や次世代型物流システムの構築を目的としており、今後の事業活動において重要な役割を果たすとされています。
中部物流センター開設の背景
ゲオグループは「Change as Chance」を社是に掲げ、創業以来さまざまな挑戦を続けてきました。2024年の現在、ゲオ、セカンドストリート、OKURA、ラックラックなど、多岐にわたる事業を展開していますが、これまでの物流拠点はTC型(通過型)であり、既存事業の変革や新規事業には不向きな面がありました。そこで、グループ初の大規模なDC(在庫保管)機能を有する『中部物流センター』が必要とされました。
物流機能の強化と新たな挑戦
新センターは、ゲオのバラエティストア化や、ラックラックのオフプライスストアへの挑戦など、変化する市場への対応を強化しています。この物流拠点は、レンタルや中古品、新品の商品を対象にした加工・物流機能を持ち、旧岩倉物流センターからの機能移転も行われます。外部委託していたDC機能も集約し、グループ全体で一元管理することで運営の効率化を図ります。
特徴的な取り組み
1. ロボットソーター「t-Sort」の導入
新センターでは、仕分け作業の自動化を進めるため、128台のロボットソーター「t-Sort」を導入しました。この汎用性の高いシステムにより、将来的な労働人口の減少に備え、作業の効率向上と従業員の負担軽減が期待されています。
2. 高層ラックの導入
センターは高層ラックを備えており、これにより在庫保管の効率が向上します。グループ内の物流拠点の中で、最大の収容能力を誇るこの施設は、物流の生産性を高める役割を果たします。
3. トラックバースによる効率化
トラックバースでは、70台のトラックが同時に接車可能で、荷役作業の効率化と待機時間の短縮が実現されました。物流業界の「ホワイト物流」推進運動にも賛同し、物流問題の解決に貢献します。
中部物流センター概要
- - 名称: 中部物流センター
- - 坪数: 10,400坪
- - 延べ床面積: 約34,380㎡
- - 所在地: 愛知県岩倉市川井町下田南1番地9 三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉内
ゲオグループについて
株式会社ゲオは、愛知県名古屋市中区に本社を構え、店舗運営支援まるごと卸売業を行っています。今後も、物流の改善や社会貢献に向けた取り組みを推進し、さらなる発展を目指します。
公式ページ:
ゲオ公式サイト