伍代夏子氏が南丹市を訪問し肝炎対策を強調
2024年8月23日、肝炎対策特別大使の伍代夏子氏が京都府南丹市を訪れ、市長や関係者との意見交換を行いました。この訪問は、「知って、肝炎プロジェクト」に基づくもので、肝炎に関する理解を深め、早期発見・早期治療への啓発を目的としています。
プロジェクトの背景
「知って、肝炎プロジェクト」は2012年から活動を開始し、肝炎に対する知識を国民に伝えることを目的としています。このプロジェクトでは、肝炎ウイルス検査の重要性を強調し、国民が自発的に行動できるようサポートを行っています。
伍代氏の思い
伍代氏は、33歳の時にC型肝炎のキャリアであることが判明し、壮絶な治療を経て現在に至りました。彼女は振り返りながら、「当時は副作用が辛く、家族の支えが必要でした」と語ります。しかし、今では飲み薬の治療が進化し、より快適に治療できることを多くの人に知ってもらいたいと力強く訴えました。
南丹市の現状と期待
南丹市では、ウイルス性肝炎の感染者がいないという幸運な状況が続いており、伍代氏は「この地域がウイルス性肝炎の感染者ゼロの市になることを期待しています」とコメントしました。市民の健康診断でも、過去10年以上の間に陽性者が出ていないことは非常に喜ばしいことです。
また、伍代氏は「肝炎ウイルス検査を受けていない人もいるかもしれませんので、検査を受けるよう働きかけていきたい」と述べ、さらなる啓発の必要性を強調しました。南丹市では、毎日の生活を通じて健康になる取り組みが行われ、伍代氏もこのような活動を支持しました。
健康づくりの取り組み
南丹市は、歩いてポイントを貯めるプログラムを通じて、市民が楽しみながら健康を意識する活動に取り組んでいます。このような取り組みについて伍代氏は「楽しく続けられることが一番重要です」と述べ、健康づくりの意義を再確認しました。
開催概要
- - 催事名: 南丹市訪問
- - 日時: 2024年8月23日(金)
- - 場所: 南丹市役所(京都府南丹市園部町小桜町47)
- - 出席者: 伍代夏子氏、南丹市長西村良平氏、副市長山内守氏、福祉保健部長矢田浩一氏、健幸まちづくり課課長大谷洋史氏、参事八田由紀氏
この訪問を通じて、肝炎に関する課題や市民の健康意識の重要性が広まることが期待されます。