Holoeyesが約2.3億円をシリーズBエクステンションで調達
医療機器ソフトウェアを展開するHoloeyes株式会社(東京都港区)は、社会実装を加速するため、シリーズBエクステンションとして約2.3億円の資金調達を行いました。この資金は、帝京大学発の新しい技術やサービスにフォーカスし、医療現場での利活用を推進するための大きな一歩となります。
出資元の概要
今回の調達の出資者には、株式会社帝京ナレッジ・イニシアティブや株式会社ワコムなどが名を連ねており、個人投資家の医師も参加しています。こうした出資者の支援により、Holoeyesはさらなる事業拡大を目指すことができます。
重点戦略の強化
Holoeyesは以下の領域において事業を強化する計画です。
1.
診療報酬加算対象製品の開発に向けた専門人材の投資。
2.
医療機関との連携強化を通じた製品の社会実装を進める。
3.
事業会社との協業でエンタープライズ事業を推進。
4.
中東市場を含む海外展開の加速。
これにより、Holoeyesはより多くの医療機関や製薬企業との連携を図りながら、新たな価値提供を目指します。
帝京大学からの認定取得
Holoeyesはこのたび、帝京大学発ベンチャーとしての認証も獲得しました。これによって、教育機関や医療機器企業とのさらなる協業が期待されます。この認定を受け、Holoeyesは国内外での資本業務提携を進め、持続可能な医療の実現に向けた更なる支援を求めます。
代表取締役CEOのコメント
代表取締役CEOの杉本真樹氏は、「今回の資金調達により支援をいただいた投資家へ感謝すると共に、より多くの医療現場に貢献するためのシステム開発を進めたい」と述べています。また、医用画像情報を3Dモデルに可視化することで、医療従事者の判断支援を促進し、より効率的な医療の提供を目指す方針を明らかにしました。
Holoeyesの使命と未来
Holoeyesは「医用画像と医療知見を空間的に再現し、医療の最適化を実現する」ことをミッションに掲げています。これまで、臨床・トレーニング・教育向けのVRアプリやサービスを展開し、国内外の約200の診療科で使用されています。
今後も医療の効率化を図るため、現場の暗黙知を可視化する技術開発に取り組むと共に、医療・製薬・教育分野との協業を通じて、新しい価値を創造していくことでしょう。持続可能で質の高い医療の実現に向けて、引き続き積極的な活動を続ける姿勢が伺えます。
Holoeyesは2020年に医療機器認証を取得し、現在も多くの医療機関との共同研究を進めており、その実績が期待されます。今後の展開から目が離せません。