ジェイテクトのDX推進
2023-09-13 10:00:02

ジェイテクト、シスバンクの『MAJESTY』導入でDX化を推進!データベース移行における課題を克服

ジェイテクト、シスバンク『MAJESTY』でDX化を加速



日本のステアリングシステムサプライヤーとして世界的な競争力を目指す株式会社ジェイテクト。同社は、基幹業務システムのIT基盤刷新という大きな課題に直面していました。長年利用してきたホストコンピューターからの脱却、いわゆる「脱ホスト」です。

DX推進を加速させ、柔軟で拡張性の高いIT基盤を実現するため、ジェイテクトは基幹業務システムを支えるデータベースをDb2からOracle Databaseに移行することを決定しました。しかし、この移行には大きなリスクが伴います。異なるアーキテクチャを持つRDB間の移行、静的SQLから動的SQLへの変更など、多くの課題が予想されたのです。

移行後もシステムの品質と性能を維持することが不可欠であり、ジェイテクトは、移行後の状態を詳細に可視化し、問題発生時の迅速な対応を可能とするツールを探していました。加えて、Oracle Databaseに精通した人材の不足も大きな懸念材料でした。

そこで導入されたのが、株式会社シスバンクが提供するデータベース安定稼働支援ソフトウェア『MAJESTY』です。

MAJESTY:迅速な問題解決と継続的な性能管理を実現



『MAJESTY』は、データベースのログを解析し、Oracle Databaseに関する専門知識に基づいた分析と改善アドバイスを提供するソフトウェアです。特に、USID(User SQL ID)機能と組み合わせることで、マイグレーション後の問題を迅速かつ効率的に解決できる点が評価されました。

『MAJESTY』の採用によって、ジェイテクトは以下のメリットを得ることができました。

問題箇所の迅速な特定と性能改善: Oracle Databaseに精通していないエンジニアでも、問題箇所を容易に特定し、性能改善を行うことが可能になりました。
マイグレーション後の継続的な性能管理: 本番環境への影響を最小限に抑えながら、定期的な情報収集と分析を実施し、継続的な性能管理を実現します。
* コストと作業負担の削減: 問題発生時の解決にかかるコストと手間を大幅に削減することに成功しました。

MAJESTYの技術的優位性



『MAJESTY』は、米国、日本、欧州、中国で特許を取得した「アクセスパターン分析技術」をコア技術としています。この技術により、システムに負荷をかけることなく全てのSQLを自動収集し、テーブル単位でデータ取得効率を分析、可視化します。従来のSQL単位での個別対策ではなく、一般のエンジニアでもテーブル単位で複数のSQLを一括チューニングできるため、データベース全体の効率を飛躍的に向上させます。

ジェイテクトは、『MAJESTY』導入により、CPU処理時間を53%、バッファヒット率を32%削減することに成功しました。

まとめ:スムーズなDX推進への貢献



ジェイテクトは、『MAJESTY』の導入によって、ホストコンピューターからの脱却という大きな課題を、コストや作業負担を抑えながら克服しました。その結果、DX推進を加速させ、競争力の高い企業へと成長するための基盤を確立することに成功しています。この事例は、企業のデジタルトランスフォーメーションにおいて、適切なツールの選択がいかに重要であるかを示す好例と言えるでしょう。

今後、ジェイテクトが『MAJESTY』を活用して、どのような更なる成果を上げていくのか注目されます。

会社情報

会社名
株式会社 シスバンク
住所
東京都千代田区麹町6-2-6 PMO麹町 201
電話番号

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