よーじやが目指す新たなブランド像：おみやげからおなじみへ

京都の魅力、よーじやの新たな挑戦

京都の伝統と文化を象徴する企業であるよーじやグループは、2024年に創業120年を迎えるにあたり、「おみやげの店」から「おなじみの店」への大きな転換を図っています。このリブランディングは、長きにわたり親しまれてきたロゴマークや企業イメージを刷新し、訪れる人々と地域住民が共に喜ぶ京都を実現しようとする試みの一環です。

新しいキャラクター「よじこ」の誕生

今回のリブランディングの目玉は、新たに誕生したキャラクター「よじこ」です。このキャラクターは、1965年に登場した手鏡に映る女性を基に、人気イラストレーター坂崎千春氏によってデザインされました。彼女は、地域との親しみと新たな魅力を付加することを目的に、伝統を活かしながらも現代的な感覚を取り入れたキャラクターとして進化しました。

坂崎氏は、昔ながらのあぶらとり紙のイメージを残しつつ、より親しみやすい存在になれるよう、デザインに工夫を凝らしました。この新たな「よじこ」は、店頭やSNSを通じて、広く親しまれることを目指しています。

ロゴマークの変更

新しいコーポレートロゴは、「やさしさ」を感じさせる曲線を用い、しなやかさと凛とした印象を与えるデザインに仕上げられています。このロゴは、よーじやの長い歴史を尊重し、新たな挑戦への決意を表現しています。旧来のロゴマークが持つ強いイメージから脱却し、由来となった「楊枝」からの結びつきを大切にしながら、これからの時代にマッチしたビジュアルとなっています。

地域とのつながりを強化

よーじやグループは、観光客のみならず、地元の人々にとっても身近な存在でありたいと願っており、そのための活動としてリブランディングを実施しました。観光業における環境変化の中、地元住民が近く感じられる存在であることの重要性を再認識し、これからは地域貢献にも力を入れていく方針です。

また、リブランディングの一環として、オリジナル商品も登場します。これらの商品は、地域の特色や文化を反映させた、より多くの方々に愛されるアイテムとなっています。

結び

長年にわたる歴史を背負って新たな一歩を踏み出すよーじやグループ。今後も、京都の街とともに成長し続け、訪れるすべての人に感動や喜びを届けていくことでしょう。新しいロゴとキャラクター「よじこ」を多くの方々に知っていただき、「よーじや」が再び地域の皆さまにとって、愛されるブランドになることを目指しています。今後の展開に期待が高まります。