新たに実現したAPI連携
2024年9月10日、PCAの『PCAクラウド 会計 hyper』と、株式会社YUIが提供するクラウド連結会計ソフト『結/YUI』がAPI連携を開始することが発表されました。この連携により、利用者はより効率的に財務データを管理することができるようになります。
背景とニーズの高まり
これまでも『結/YUI』は『PCAクラウド 会計』とのAPI連携に対応していましたが、ユーザーからの要望に応える形で、その連携先に『PCAクラウド 会計 hyper』も加わることとなりました。前のサービスを利用しているお客様や、新規に『PCAクラウド 会計 hyper』を使い始めるユーザーに対しても、そのままAPI連携が可能になるため、利便性が一層向上します。
追加料金について
この新しいAPI連携自体に追加料金は発生しませんが、各サービスの契約状態によっては、一部追加費用が発生する場合があります。特に、『PCAクラウド Web-APIライセンス』を未契約の場合、契約ユーザー1人あたり月額660円(税込)の費用が必要です。この点については、ユーザーのニーズに応じて対応が求められます。
自動収集されるデータ
API連携が実現したことで、以下のデータが『結/YUI』の連結パッケージに自動収集されることになります。
- - 勘定科目マスタ
- - 部門マスタ
- - 試算表(部門別含む)
- - グループ間の債権債務取引高
これにより、例えば『PCAクラウド 会計 hyper』のデータが更新されると、一回のボタン操作でその最新情報を『結/YUI』に反映することが可能になります。この自動転記機能は、連結精算表やキャッシュ・フロー計算書の作成に大いに役立つでしょう。
PCAクラウドについて
『PCAクラウド』は、導入法人数が20,000を超える中堅・中小企業向けの基幹業務クラウドサービスです。経理、人事、販売管理など多岐にわたる業務のデジタル化を促進し、生産性の向上に貢献しています。その中でも、『PCAクラウド 会計 hyper』は、伝票入力から試算表、決算書まで幅広い機能を提供し、企業のニーズに応える次世代のクラウド会計システムとして注目されています。
結/YUIについて
『結/YUI』は、API連携を活用して連結財務諸表を効率的に作成するクラウド会計ソフトで、自動転記機能により作業の効率化と正確性を高めています。整合性の自動チェック機能があり、万が一のミスをアラートで知らせるため、安心して利用することができます。
まとめ
『PCAクラウド 会計 hyper』と『結/YUI』のAPI連携の開始は、多くの法人にとって財務業務の省力化を実現する象徴的な出来事です。今後もこの連携が進化し、より多くのビジネスシーンでの利便性を高めていくことが期待されます。