国内初のCO₂回収
2026-09-03 11:43:29

国内初のごみ処理施設におけるCO₂分離回収実証試験が始動

国内初のCO₂分離回収実証試験が始まる



JFEエンジニアリング株式会社が、2026年度までに国内初のごみ焼却処理施設からのCO₂分離回収の実証試験を行うことを発表しました。この試験は、金属有機構造体(MOF)を活用して、清掃工場の排ガスからCO₂を取り出すプロセスを評価するものです。これまでの研究成果をもとに、本格的な実施が期待されています。

MOF技術による新たな可能性



MOFは、CO₂分離に特化した高効率技術として注目を集めています。今回のプロジェクトでは、国立大学法人京都大学との共同研究を背景に、独自のCO₂分離回収プロセスが開発されました。模擬排ガスを用いた基礎試験では、CO₂に加えて水分も同時に吸着・脱着可能であることが確認されています。この特性を生かし、実際の清掃工場からの排ガスを対象にした試験が行われるのです。

清掃工場「クリーンプラザふじみ」にて



実証試験は、JFEエンジニアリングが設計・施工した「クリーンプラザふじみ」で行われます。この施設は、東京都三鷹市と調布市が設立した一部事務組合・ふじみ衛生組合によって運営されています。学校や病院の近くに位置するこの工場は、地域の生活に密着した事業を展開しており、今回の試験は地域社会への貢献に直結するプロジェクトでもあります。

省エネルギーと効率性の追求



今回の実証試験における大きな特徴は、従来の化学吸収法と比較して、省エネルギー化が図られている点です。MOFを利用したプロセスでは、排ガスを除湿することなく吸着塔に充填することが可能です。また、脱着時に加熱せずに真空ポンプで減圧する方法を採用するため、設備も簡素化され、経済的にも優位性があるとされています。

今後の展開と期待



このプロジェクトでは、毎日数kgレベルでCO₂の回収を行い、その成果が確認される見込みです。当社は、得られたデータに基づき中小規模のCO₂排出源への適用を目指します。今後は、廃棄物処理プラントの設計や運営で培った知見を活かしつつ、よりカーボンニュートラルな社会の実現に寄与していく方針です。

まとめ



JFEエンジニアリングの新たな試みは、環境問題への対策として注目されています。ごみ焼却処理施設というリアルな現場でのCO₂分離の実証は、温暖化の進行を抑える手段として、また持続可能な未来に向けた新しい技術の確立に向けた重要なステップです。このプロジェクトの進展を今後も見守っていきたいものです。


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会社情報

会社名
JFEエンジニアリング株式会社
住所
神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目一番地
電話番号

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