セキュリティ提携の新展開
2025-05-14 16:44:20

NTT Comと網屋が手を組み新たなセキュリティソリューションを提供へ

NTT Comと網屋が資本業務提携を発表



このたび、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)と株式会社網屋が資本業務提携に関する契約を締結しました。両社の協力により、新たなセキュリティサービスが実現する見込みです。特に、網屋が提供する純国産SIEM製品「ALog」を活用することで、IoTやOTシステムを含む様々な環境でのセキュリティ対策が強化されます。

背景と目的



昨今のデジタル社会では、サイバー攻撃が以前にも増して深刻な問題となっています。これらの攻撃はますます巧妙になっており、従来のセキュリティソリューションだけでは防げない事例が増加しています。特に、IoT・OTシステムなどの重要インフラへの攻撃は、その影響が大きく、企業にとって大きな課題といえます。

セキュリティ対策を実施するには、多くの企業が設備投資や専門的人材の確保に苦しんでいます。そのため、コストを抑えつつ、迅速に導入できるソリューションが求められています。NTT Comは、網屋のALogと自社のネットワークサービスを連携させることで、こうしたニーズに応える新たなサービスの提供を目指しています。

提携の概要



本提携により、NTT Comのセキュリティ一体型ネットワークサービス「docomo business RINK」において、網屋のALogを活用したログの収集や分析が行われます。これにより、ネットワーク内の異常な振る舞いを早期に検知するサービスが実現します。さらに、NTT Comが展開するセキュリティサービス「WideAngle」にもALogの活用が期待されており、両社のお客さまに対して共同での提案も行われる予定です。

各社のコメント



この提携に関して、NTTコミュニケーションズ執行役員の長瀬健吾氏は、「この度の提携により、広範なセキュリティ対策を簡単に利用できるようになる」と語っています。一方、網屋の代表取締役社長、石田晃太氏は、「国産のALogとNTT Comのサービスを組み合わせることで、高品質なセキュリティをより多くの企業に提供できる」と述べています。

これからの展望



両社の強みを結集することで、今後も多様化するセキュリティニーズに柔軟に応えることができるでしょう。特に、IoTやOTシステムへの脅威が増す中、今回の提携は重要なステップといえます。NTT Comは、ドコモグループのブランドスローガン「つなごう。驚きを。幸せを。」に則り、より良い社会の実現に向けて挑戦を続けていくとのことです。

この資本業務提携をきっかけに、それぞれの企業が持つリソースを最大限に活かした新たなソリューションが登場することを期待し、今後の展開に注目が集まります。両社がどのように協業し、セキュリティ業務を展開していくのか、これからの動向が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
NTTコミュニケーションズ株式会社 株式会社網屋
住所
電話番号

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