暑熱対策指標計
2025-03-19 11:02:43

乳用牛の暑熱対策を強化する新指標計「ヒートストレスメーター」登場

乳用牛のストレス対策を革新する「ヒートストレスメーター」



東京都品川区に拠点を置くエンペックス気象計株式会社は、北里大学獣医学部 動物飼育管理学研究室と共同で、乳用牛の生産性向上を目的とした「ヒートストレスメーター(HEAT STRESS METER Dairy)」を開発しました。この指標計は、牛舎の熱環境を一目で把握できる新たなツールで、2024年3月21日から予約受付が開始されます。

暑熱ストレスの影響を受ける酪農業界


近年、温暖化や異常気象の影響で夏季の猛暑が続き、乳用牛の生産性や健康に深刻な影響を与えています。特に、暑熱ストレスは家畜の斃死や繁殖性の低下を引き起こす要因となっています。従来、酪農家は経営者の勘や経験に頼ってこの問題に対処してきましたが、これは生産性の低下を招く可能性が高く、効果的な対策が急務となっています。

ヒートストレスメーターの特徴


「ヒートストレスメーター」は、温度と湿度から算出された温湿度指数(THI)を基に、牛舎内のストレス度合いを四段階(注意、警戒、厳重警戒、危険)で色分けして表示します。これにより、酪農家は実際の環境に応じた具体的な暑熱対策を迅速に講じることが可能になります。

さらに、温度と相対湿度を同時に表示する機能も搭載しており、牛舎の熱環境の微妙な変化に対しても素早く対応できるようになっています。これにより、乳用牛や乳用子牛のストレスを軽減し、健康な育成を促進することが期待されています。

エンペックスの技術背景


エンペックス気象計株式会社は、1973年に設立された気象計や温湿度計の専門メーカーで、高精度な製品を国内で提供してきました。今回の「ヒートストレスメーター」は、北里大学の研究成果を基に新たな解析手法を取り入れ、個別の農場のニーズに応じる形で開発されています。さらに、ビッグデータや人工知能による解析を通じて、今後の酪農業界における生産性向上に寄与する役割を果たします。

酪農家の期待


この新しい指標計の導入により、酪農家は日々の業務を通じて牛の快適性を向上させることができ、結果として夏期の繁殖性や乳生産の向上、さらには収入の増加にもつながることが期待されています。アニマルウェルフェアの観点からも、家畜の快適な飼養管理を実践する一助となるでしょう。

「ヒートストレスメーター」は、2025年3月21日に予約受付が開始され、温暖化の時代における酪農経営の新たな道標となる可能性を秘めています。エンペックス気象計は、この革新的な製品を通じて、乳用牛を育てる全ての人々に貢献することを目指しています。

予約や問い合わせ


製品についての詳しい情報や予約に関しては、エンペックス気象計株式会社までご連絡ください。担当者が親切に対応します。


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会社情報

会社名
エンペックス気象計株式会社
住所
東京都品川区南大井3-6-18有馬ビル 2F
電話番号
03-6826-4011

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