呼子大綱引祭り
2018-05-31 11:35:12
呼子大綱引祭りの魅力と伝統:佐賀県の重要無形文化財
呼子大綱引祭りの魅力
佐賀県の呼子町で毎年開催される「呼子大綱引祭り」は、国指定の重要無形民俗文化財として継承されている伝統的な祭りです。その起源は、秀吉が名護屋城に陣を構えていた時代にさかのぼります。ここでは将兵の士気を高めるために、軍船の綱を使って加藤清正と福島正則の陣営が東西に分かれて綱引きを行ったという逸話が残っています。この祭りは、かつて旧端午の節句に行われていたもので、近年では6月の第1週末に実施されるようになりました。
祭りの概要と形式
呼子大綱引は、6月2日(土)に子供綱引き、3日(日)に大人綱引きが行われる二日間のイベントです。子供綱引きは13時から、神事は12時30分から開始され、その後大綱引きが行われます。綱引きは「岡組」と「浜組」に分かれ、老若男女が直径15センチ・長さ200メートルの大綱を引き合います。
綱引きの結果により、岡組が勝った年は豊作を、浜組が勝った年は大漁をもたらすとされています。これは地域の人々が祭りを通じて自然と向き合い、豊作や漁に感謝する文化が反映されています。綱引きの実施場所では、タイルのデザインが岡組と浜組の勝敗を表す記号になっており、訪れる人々の目を引いています。
参加方法と雰囲気
参加したい方は、まずは本部に受付を行い、ハッピの貸し出しも受けることができます。この祭りの際には、実際に綱引きに参加することができ、観光客も飛び入り参加可能です。約420年にわたる歴史を誇る呼子大綱引の熱気溢れる戦いを体験し、地域の人々と一緒に祭りを楽しむことができる貴重な機会です。
祭りの中でも特に注目されるのが綱の中心部に位置する「ミト」です。これは、約5メートルの長さで、わらをむしろで巻いてロープで締め上げたものです。ミトの争奪戦は、大綱引の中でも一番の見どころとされており、参加者たちの熱気が芸術的な迫力を生み出します。
まとめ
呼子大綱引祭りは、地元の人々と観光客が一体となって楽しむことができる素晴らしいイベントです。綱引きという伝統的な競技を通じて、地域の文化や歴史に触れることができるチャンスを是非お見逃しなく。佐賀県の自然豊かな呼子で、皆さんのお越しをお待ちしています。
会社情報
- 会社名
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唐津市役所 呼子市民センター産業課
- 住所
- 佐賀県唐津市西城内1番1号
- 電話番号
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