ハンファジャパンがJC-STAR適合ラベルを取得
最近、ハンファジャパン株式会社が、Hanwha Vision社製のネットワークカメラ及び録画装置において、日本国内でのIoT製品に関するセキュリティ規格「JC-STAR」の適合ラベルを取得したことが発表されました。このJC-STARは、独立行政法人情報処理推進機構が運営しており、IoT製品が満たすべき基本的なセキュリティ要件を評価するものです。この取得により、ハンファジャパンは、日本市場において求められるセキュリティ要件に対する対応力をより強化することが求められます。
IoT製品の重要性
2024年8月より、日本の経済産業省はIoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度の構築方針を発表する予定です。この動きはネットワークカメラをはじめとするIoTデバイス全般において、セキュリティの可視化が必要とされていることを示しています。サプライチェーンの複雑化や急増するネットワーク接続機器を背景に、製造業者による安全性の確保に対する関心が高まっているのです。
特に、ハンファビジョンの製品はこうした市場の要求を満たすべく、グローバルでの経験から得た知見をもとにした設計が行われています。特に「Secure by Design」という理念に基づいており、これにより設計段階からセキュリティを考慮した製品開発が行われています。
また、専任のセキュリティ対応組織「S-CERT」が設置され、脆弱性の監視・分析・対応、さらにはファームウェアの更新の対象としても取り入れられています。これにより、製品ライフサイクル全体を通じたセキュリティの強化が図られるのです。
JC-STARラベルの意義
JC-STARラベルの取得は、日本の制度に則ったセキュリティレベルを可視化するもので、具体的には以下のような意義があります。
1.
セキュリティ基準の可視化: お客様やパートナーが製品を選択する際の客観的な指標を提供します。
2.
サプライチェーンへの対応力強化: SI企業やエンタープライズ顧客からのセキュリティ要件に対応しやすくなります。
3.
継続的なセキュリティ向上の証: 当社のセキュリティガバナンスが外部機関によって検証された結果です。
これらの取り組みを通じて、ハンファジャパンはお客様や業界パートナーが安心して製品を選定・導入できる環境を整えていきます。ハンファジャパンの公式サイトには、JC-STARの詳細や商品情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
ハンファの取り組み
ハンファビジョンは1990年に設立され、高品質な映像技術を基にしたセキュリティを中心にさまざまな事業を展開しています。都市防犯から特定エリアの保護まで、人々の安全と安心を保障する役割を果たしています。また、グローバルネットワークの構築や絶え間ない技術革新を通じて、セキュリティ分野でのリーダーとしての地位を確立しています。
お問い合わせ
ハンファジャパンのセキュリティ事業部へのお問い合わせは、以下の方法で受け付けています。電話:03-5441-5903、メール:
[email protected]。
ハンファジャパンは、これからもIoTセキュリティの分野での取り組みを強化し続け、お客様にとって信頼性の高い製品を提供していくことに貢献していきます。