2024年12月のIT人材市場動向に見える新たな潮流とは
株式会社アイデンティティーが運営するITフリーランスエンジニアの案件・求人サイト「テクフリ」からの最新情報が発表されました。2024年12月の人材市況に関する調査結果が公開され、特に新規人材の流入状況が大きな話題となっています。調査期間は2008年8月から2024年12月31日までにわたり、人材37,000名以上、案件27,000件以上が対象となっています。ここでは、その調査結果を詳しく見ていきましょう。
新規人材数の増加
調査によれば、12月における新規人材数は前月の11月と比較して24.3%という顕著な増加を示しました。これにより、IT業界の市場活性化が期待されると同時に、エンジニアの需要も高まっていることがわかります。このデータは、IT業界における仕事環境の変化を示しているとも言え、注目すべきポイントでしょう。
職種別人材割合の傾向
職種別に見ると、最も高い割合を占めているのは「サーバーサイドエンジニア」でした。全体の75%近くがエンジニア関連の職種である一方、クリエイター系の流入は少なく、エンジニアリング分野の需要が特に高いことが見て取れます。この傾向は、特にデジタル化が進む中でエンジニアの役割がますます重視されていることを反映しています。
職種別の平均希望単価
また、職種別に見た平均希望単価では、12月の新規人材ランキングの中で「SAPコンサルタント」が1位を占めました。この結果は、特にSAPといった専門性の高いスキルに対する需要が増えていることを示唆しています。上位5つの職種すべてが月額100万円以上という高単価であり、高度なスキルを持つIT人材に対する報酬も増加傾向にあることが明らかになっています。
まとめとさらなる情報
エンジニア採用における課題や人材市場の動向を把握するために、これらのデータが非常に有用になるでしょう。12月のデータと11月との比較を含む、より詳細なレポートは下記リンクからダウンロード可能です。また、IT業界の変化に対応するために、今後もテクフリの情報を積極的に活用していくことをおすすめします。
調査詳細のダウンロードはこちら
私たちのサービス
株式会社アイデンティティーでは、このような高度IT人材を対象にした仕事や案件の紹介サービスを展開しています。「エンジニアファースト」を理念に掲げ、キャリアアップに繋がる情報メディアやイベントも多数提供しています。エンジニアやクリエイターのための求人・案件情報サイト「テクフリ」や、様々な教育コンテンツを提供する「テックキャリア マガジン」がその一つです。
高騰する人材市場を背景に、今後の技術進化に伴う人材の流動性を見据えて、新しいキャリアの選択肢を見つけるチャンスにもなるでしょう。是非、最新の情報を定期的にチェックしていきましょう。