木耐協が耐震技術認定者講習会のeラーニング版の受講申込みを開始

木耐協が耐震技術認定者講習会のeラーニング版をスタート

日本木造住宅耐震補強事業者協同組合、通称木耐協は、2025年第4期の耐震技術認定者講習会のeラーニング版の受講申し込みを開始しました。この講習会は、木耐協の組合員だけでなく一般事業者も受講可能です。安心で安全な住まいづくりに不可欠な耐震知識を深めるプロジェクトです。

受講の詳細

受講期間は2025年11月6日(木)から12月11日(木)まで。形式は動画11本と考査試験が組まれており、受講者は自分のPCやタブレットから好きな時にアクセスして学習できます。申し込みの締切は12月1日(月)の午後1時です。

受講対象者と受講資格

受講対象者は全ての事業者であり、一級建築士、二級建築士、木造建築士、または木造建築工事業で7年以上の実務経験を持つ者が受講資格を有します。受講費用は、一般が29,700円（税込）、木耐協の新規組合員は13,200円（税込）となっています。

プログラム内容

講習会では、以下のようなさまざまなプログラムが用意されています。

- 地震による木造住宅の主な倒壊要因
- 偏心率の算定方法
- 地盤についての理解
- 不同沈下と相対沈下
- 基礎に関するクラックの解説
- 瑕疵責任についての知識
- 既存住宅現況検査のガイドライン
- 宅建業法の改正における既存住宅状況調査
- 耐震診断の調査方法とその流れ
- 上部構造評点の算出方法
- N値計算法の説明

特に注意が必要なのは、耐震技術認定者の資格は木耐協組合員に限定されている点です。

木耐協について

木耐協は全国で約1,000社に上る工務店やリフォーム会社、設計事務所などから構成されています。その活動の根底には「地震災害から国民の生命と財産を守るため、安全で安心できる家づくり、まちづくりに取り組む」という理念があります。耐震社会の実現を目指し、地震に対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上に努めています。