サンエープロテントが現場DXサービス「KANNA」を導入
株式会社サンエープロテントは、テント倉庫や膜構造建築を専門的に手掛ける総合メーカーです。最近、同社は現場DXサービス「KANNA」を導入し、ノンデスクワーク業界における情報伝達とコミュニケーションを飛躍的に改善しました。
KANNA導入の背景と必要性
サンエープロテントでは、焼却炉解体工事用の仮囲いテントや災害復興時の瓦礫処理テントなど、様々なプロジェクトが全国で行われています。月に10件以上の案件が同時に進行しており、それぞれの現場には10人以上の関係者が参加。情報伝達のスピードと正確性が必要不可欠ですが、従来の方法では課題が多く存在していました。
例えば、図面や進捗資料の確認にはノートパソコンが必要で、現場で開くことができないケースが多々あります。そのため、情報の紙や手書きでの転記が必要になり、デジタルカメラでの写真整理には帰社後長い時間がかかっていました。さらに、ITツールに不慣れな職人のために、情報の共有が電話や口頭で行われており、履歴が残らないことから業務の属人化や確認漏れのリスクが高まっていました。
こうした課題解決のために、同社はスマートフォンを用いた簡単で一元的な情報の記録・共有が可能なKANNAを導入する運びとなりました。これにより、現場の規模や用途を問わずに柔軟に活用でき、直感的な操作性が求められていました。
KANNA導入後の効果
KANNAの導入後、現場での写真撮影から共有までがスマートフォン一つで完結するようになりました。これまでは帰社後に行っていた写真整理や報告作業が不要になり、記録の即時性が確保され、現場内での情報把握がリアルタイムで可能になりました。それにより、社内の工程管理と連携のスピードも大幅に向上しました。
さらに、案件情報や資料がクラウドに集約されたことで、営業、設計、製造、施工の各部門間の情報共有が円滑化されました。これにより、関係者全員が常に最新の情報にアクセスできるようになり、従来の電話やメールでの確認作業が減少しました。情報が一元化されたことにより、業務の属人化が解消されていきます。
また、現場での情報記録への意識も変わり、写真台帳機能の活用により、情報共有の文化が浸透しました。協力会社との連携もKANNAを通じて進んでおり、業務の標準化とノウハウの蓄積にも寄与しています。今後は、社内だけでなく、協力会社や他の部門とのさらなる連携を強化し、全体的な生産性向上を目指す方針です。
サンエープロテントの紹介
株式会社サンエープロテントは、特殊なテント倉庫や膜構造建築において、中でも環境対策用仮囲いテントや作業内仮設テントなど、さまざまな製品を提供しています。全国各地に輸送と施工が可能な体制が整っており、業界内でも多様なニーズに対応できる製品が揃っています。主に京都府城陽市に本社を置き、埼玉県春日部市にも営業所があります。豊富な経験とノウハウを活かし、時代の変化に応じた最適な製品を提供しています。
お問い合わせ先
株式会社サンエープロテントや現場DXサービス「KANNA」の導入に関する詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。情報技術を駆使し、今後も業務の効率化を進めていく同社から目が離せません。