陸前高田市でのデジタル技術を活用した防災システムの協定締結
陸前高田市における防災システムの新たなロールアウト
2026年1月14日、水産業で知られ、かつて東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市は、NTT DXパートナーと東京大学との間で、地域防災力向上を目指したパートナーシップを構築する協定を締結しました。この動きは、陸前高田市が過去の教訓を活かし、デジタル技術を駆使した新たな防災システムの開発と運用を進めることを意味しています。
1. 背景
陸前高田市は、利用者に確実に情報を届ける手段として電話を用いた情報伝達の実証を行ってきました。これにより生まれたのが、2023年11月から運用中の「シン・オートコール」というシステムです。このシステムは、災害時の情報伝達に特化したものであり、クラウドと生成AI技術を利用し、誰もが容易に操作できる自動音声配信が特徴です。運用を重ねる中で、地域での課題を抽出し、改善を続けてきたことで、システムは信頼性の高いものへと進化してきました。
2. 協定の内容
今後、この協定に基づいた研究と実践が進められることとなります。三者は、デジタル技術を活用しながら、以下のような具体的な協力を行います。
1. 防災関連施策へのデジタル技術の利活用:地域防災の新しい方法を模索し、その利便性を高めます。
2. シン・オートコールの機能向上:実用性を追求し、必要なデータの利活用に関する研究を続けます。
3. 有事・平時での具体的提言:地域の条件に応じた実行可能な提案と他地域の成功事例の共有を行います。
4. 学会やシンポジウムの開催:知見を広め、地域横断の対話を促進します。
これらの取り組みを通じて、陸前高田市は地域の防災力を高めるため、実証やフィールド調査を行い、東京大学が調査設計や情報分析を担当、NTT DXパートナーがデジタル技術に関する専門知識を提供します。
3. 今後の展望
この協定によれば、産業界、官庁、学術機関が協働し、災害時に真に役立つシステムの確立を目指します。全国的な展開も視野に入れた新たなモデルの構築に取り組むことで、地域防災におけるデジタル技術の可能性を広げていくことが期待されています。
これまでの経験を基に、今後の研究や運用がどのように展開されるのか、また地域住民への影響が如何に及ぶのか、注目されるところです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社NTT DXパートナー
- 住所
- 東京都新宿区西新宿3-19-2NTT東日本本社ビル9F
- 電話番号
-