採用を映画で変える!オールイン株式会社の挑戦
映画制作を通じて、採用のミスマッチを解消しようとしているのが、オールイン株式会社です。同社は、2016年からHR戦略コンサルティングを展開し、500社を超える企業の採用支援を行ってきました。そのこれまでの取り組みの中で、特に目を引くのが「映画を使った採用活動」です。具体的には、ゾンビ映画風の求人広告やラップバトル形式の社内紹介動画など、これまでの常識を覆す斬新なアプローチをしてきました。
離職率の現状
厚生労働省によると、2025年には大卒者の3年以内の離職率が33.8%に達する見込みです。この実態を見てもわかるように、若年層の離職理由の一つは「仕事が自分に合わない」というもの。求人票では伝わらない「働くリアル」が、求職者と企業のミスマッチを引き起こしているのです。
映画がもたらす力
オールインが映画を制作する理由は、人物や企業の「スペック」だけでは、求職者の心を動かすことができないからです。同社は、物語の力を利用して「この会社で働く自分」を想像させ、前もってミスマッチを防ぐ取り組みをしています。こうした映画制作を通じて得た脚本力や演出力は、そのまま採用ブランディングに活用され、より多くの求職者とのマッチングを実現する武器となります。
短編映画『Sht Job』の意義
さらに、2026年には短編映画『Sht Job』を制作し、クラウドファンディングを通じて国際展開を計画しています。この映画は、企業の魅力を新たな視点から捉え、求職者にそのリアルな姿を伝えることを目的としています。プロデューサーとしての前田優一氏は、自身の経験を活かし、企業に物語を通じて課題解決をはかる姿勢を強調しています。
新卒社員の「五月病離職」の対策
また、新卒社員の「五月病離職」が顕在化するこの時期、離職を防ぐためには、ただ待っているだけでは間に合いません。オールインは、次年度の採用計画を見直し、企業がどのように自社を伝えるか、その「伝え方」を再設計する必要があると考えています。これは単なる採用活動ではなく、「経営戦略レベルのコンサルティング」の一環として実施されているのです。
企業情報
オールイン株式会社は、東京都渋谷区を拠点に、HRブランド戦略や映像制作、感情に訴える求人情報サイト「Umplex」など多岐にわたる事業を展開しています。代表の前田優一氏は、HRとクリエイティブな要素を融合させ、企業の課題に「物語」で応えています。
今後、このような新たなアプローチがどのように企業の採用活動を変えていくのか、目が離せません。