教育ICT基盤整備で進化する荒川区のNEXT GIGAと端末認証技術

荒川区の教育ICT基盤におけるイノベーション

東京都荒川区は、教育ICT基盤「NEXT GIGA」の整備を進めています。今回、サイバートラストの端末認証サービス『サイバートラストデバイスID』が正式に採用され、教育現場におけるセキュリティの強化に貢献することが発表されました。これにより、教育環境の安全性が格段に向上すると期待されています。

NEXT GIGAとサイバートラストの連携

NEXT GIGAは、文部科学省が提唱するGIGAスクール構想第2期の一環として、最新のICT環境を整備するプロジェクトです。荒川区では、この構想に基づき、校務系システムへ安全にアクセスするための強固な端末認証が実施されています。具体的には、重視されているのは、電子証明書とID・パスワードを使用した多要素認証です。

強固なアクセス制御の実現

「サイバートラストデバイスID」は、受け入れられた端末にのみデバイス証明書を配布する仕組みをとります。これにより、管理者が許可した端末だけがネットワークに繋がることができ、不正アクセスから学校や児童、生徒を保護する機能が備わっています。内田洋行が整備したNEXT GIGAの端末基盤によって、Chromebook端末を活用したMicrosoftの仮想デスクトップ環境へもスムーズな接続が可能になるのです。

多様なサービスとの連携

NEXT GIGAでは、Microsoft 365 Education A5との連携を可能にし、校務系システムの利用を促進しています。これにより、教職員や児童生徒が多様な教育リソースを安全に活用できる環境が整うことでしょう。

教育現場の信頼性を支える

サイバートラストは、長年に渡り日本で信頼され続けている電子認証サービスを提供しており、今回の採用により、教育現場に安心をもたらす役割を果たしています。未来の教育環境を形成する上で、セキュリティがますます重要になっている現代において、『サイバートラストデバイスID』の導入は大きな一歩といえるでしょう。