マネーフォワード、クラウド固定資産に圧縮記帳機能を追加
株式会社マネーフォワードは、固定資産管理システム『マネーフォワード クラウド固定資産』に新しく「圧縮記帳機能」を導入したことを発表しました。これにより、ユーザーは資産の「圧縮額」を登録し、より効率的に記帳作業を行うことが可能になります。本記事では、この新機能の詳細やそのメリットについてご紹介します。
圧縮記帳機能とは?
「圧縮記帳」とは、固定資産を取得した際に得られた補助金等の利益を将来的に繰り延べる制度です。この仕組みを利用することで、初年度の税金負担を軽減することができます。マネーフォワードが提供する新機能では、固定資産登録画面がアップデートされ、ユーザーが補助金の情報を簡単に入力できるようになっています。これにより、記帳に伴う手作業を大幅に削減し、計算ミスや記録の誤りを防ぐことが期待できます。
利用方法の流れ
新機能を利用する手順は以下の通りです。
1. 【固定資産台帳】画面で「新規登録」をクリック。
2. 【固定資産登録】画面にて、資産名、取得日、取得価額などの必要項目を入力します。
3. 「補助金額」を入力し、「取得価額」と「圧縮額」をもとに自動で計算された「圧縮後取得価額」が正しいかどうか確認します。
4. 問題が無ければ「登録」ボタンをクリックして完了です。
このシンプルなプロセスにより、適切な日付に合わせた正確な記帳が行えます。サポートサイトにも手順が記載されているので、不明点があれば参照することができます。
マネーフォワード クラウド固定資産とは
『マネーフォワード クラウド固定資産』は、固定資産に関する幅広い業務を効率化するために設計されたシステムです。経理部門においては、固定資産の取得、異動登録、償却計算、自動仕訳など、多岐にわたる機能を提供しています。また、本システムはクラウド環境で動作するため、リアルタイムで様々な部門と連携できる利点があります。これにより、総務やIT部門、さらに営業所や工場における現物管理にも役立てることができます。
法人税申告への影響
新機能を活用することで、法人税申告時の別表十六(一)、(二)、(七)についても、圧縮記帳に関連する金額が自動で反映されるため、申告作業がさらにスムーズになります。税務や会計上の差異に対する配慮や内部統制の実現にも寄与することでしょう。
まとめ
「圧縮記帳機能」の追加により、マネーフォワード クラウド固定資産はユーザーにとっての大幅な手間の削減と業務効率化を推進します。特に、固定資産に関わる様々な税申告が必要な企業にとっては、非常に有益な機能と言えるでしょう。記帳業務の正確性を高め、業務負担を軽減させたい皆様は、この機会にぜひ新機能をご活用ください。詳細な情報は
こちらのサポートサイトからご確認いただけます。