能登ヒバの循環利用を目指す新たな取り組みが始動
株式会社NAIA(本社:石川県珠洲市、代表取締役社長:清水雅楽乃)は、ネイチャーサイエンスコスメ「NAIA」の新商品「NAIA アクアクレンジングジェル」と「NAIA ライスバンデージクリーム」を皮切りに、能登ヒバ関連製品の売上の一部を「いしかわの木」の循環を応援する基金に寄付する取り組みを開始しました。この取り組みは、自然に優しく、持続可能な社会を構築するための重要な一歩と言えるでしょう。
背景にある問題
日本の山林では、戦後に植林された人工林が木材利用可能な年齢に達し、伐採が進む一方で、再造林がほとんど行われていません。その原因として、林業の収益性の低さ、森林管理に対する意欲の低下、さらには資金不足など様々な要因が挙げられています。また、所有者不明の森林も増加しており、放置されたままの再造林放棄地が増える結果となっています。
特に能登地域では、アテ(ヒノキアスナロの能登地方における呼称)という樹種が地域の文化を支えていますが、その再造林が遅れているのが現状です。株式会社NAIAは、アテや能登ヒバから得られる資源を利用した製品を開発し、地域資源の循環利用を進めています。
取組内容
この活動においては、能登ヒバ関連製品の売上の一部が寄付されることになります。具体的には、以下の製品が対象となります。
- - アクアクレンジングジェル
- - ライスバンデージクリーム
- - 能登ヒババスソルト
- - 能登ヒバアロマティックスプレー
- - 能登ヒバルームスプレー
これらはすべて、能登ヒバを利用した高品質な商品です。売上の一部は「いしかわの木」の循環を応援する基金に寄付され、再造林やアテの苗木づくりを支援することに使われます。
NAIAの理念と地域への貢献
NAIAは、能登の自然(NATURE OF NOTO)の「N」、職人の技(ARTISANSHIP)の「A」、その技は生態系の一部であるという思いを込めた「I」、さらに本物の価値(AUTHENTICITY)の「A」の頭文字を組み合わせた名称です。これにより、能登で生まれる価値を尊重した製品作りを行っています。NAIAは、地域の素材を使用したスキンケア製品を開発し、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。
石川県山林協会との連携
また、NAIAは地域の団体である石川県山林協会と連携し、森林資源の保全と活用に努めています。協会は、森林所有者や林業従事者と協同で間伐や植林の推進を行い、「伐って、使って、植えて、育てる」という循環型の森づくりを促進しています。特にアテは地域の文化や産業を支えてきた重要な樹種ですが、その育成にも力を入れています。
持続可能な未来へ
このように、株式会社NAIAと石川県山林協会は協力し、持続可能な未来に向けた様々な取り組みを行っています。NAIAを通じて地域資源の循環利用が進み、次の世代に価値ある森林資源を残していくための一助となることが期待されています。地域の自然と文化を継承し、未来に繋げていくための活動にぜひご注目ください。