AIエージェント時代のプラットフォームを考察するカンファレンス、Platform Engineering Kaigi 2026
一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会が主催する「Platform Engineering Kaigi 2026」が、2026年9月26日(土)に中野セントラルパークカンファレンスで開催されます。このカンファレンスの特色は、現地とオンラインのハイブリッド形式で行われ、幅広い層の参加が可能である点です。
「AI Native Platform Engineering」をテーマに
今年のテーマは、「AI Native Platform Engineering」。キーノートスピーカーには、Platform Engineeringの分野で著名なKaspar von Grünberg氏が登壇します。彼は『Thinking in Platforms』という書籍の著者であり、エージェント開発における先駆者です。
Platform Engineering Kaigiは、開発プロセスの生産性を向上させる手法として着実に認知されており、2024年に初めて実施された際には約1,000名が参加、満足度4.73(5点満点)を記録しました。今年は、急速に変化を遂げる開発現場における「次のプラットフォーム像」を探ることを目的としています。
開発現場の変化と課題
昨年のカンファレンス以降、開発現場ではAIエージェントを活用したコーディングが当たり前となっています。しかし、一方で、新たなプラットフォーム上にエージェントを単に載せただけでは、多くの課題が浮かび上がってきました。データのハルシネーション、コストの増大、セキュリティの問題が顕著になり、結果的に「エージェントを利用するには敷居が高い」と感じる組織が増加しています。これらは、プラットフォームそのものの設計に起因する問題であり、内部開発者ポータルやゴールデンパスといった既存の開発環境の再考が求められています。
プラットフォームの未来を描く
Platform Engineering Kaigi 2026では、「人間の認知負荷を減らすプラットフォーム」の先に何が待っているのかを考えます。AIエージェントが自律的に動作するためのガバナンスを持つプラットフォームや、AIによって迅速に新たな開発チームを作るための環境、それとも予想外のアイデアが浮かんでくるのか。これらの問いを解決すべく、講演や公募セッション、ライブ実験を通じてAI時代のプラットフォームの姿を模索します。
Kaspar von Grünberg氏のセッション
今回のカンファレンスでは、Kaspar von Grünberg氏が特別セッション「Architecting Agentic Development Platforms」を実施します。彼は、エージェント導入の失敗の多くがプラットフォーム設計に起因することを指摘し、成功のために必要な3つのレイヤー(tooling、paths、agent infrastructure)の重要性を解説します。
プラットフォーム市の実験企画
また、参加者がリアルタイムでAIコーディングエージェントを使用してアプリケーションをデプロイする「Platform City」というライブ実験も行います。事前登録した100名がAIを活用しながらアプリケーションを構築し、ひとつの「街」を創り上げるこの試みは、実践に基づく学びを提供します。
参加費用と参加方法
Platform Engineering Kaigi 2026の参加費は、現地参加者は一般4,000円(早期割引2,000円)、U25は2,000円(早期割引1,000円)、オンライン参加は無料です。事前に参加登録が必要で、詳細は公式ウェブサイト(https://www.cnia.io/pek2026)をご覧ください。
このカンファレンスを通じて、最新のプラットフォーム技術やAIエージェントの導入事例を学び、開発者同士の交流を深める貴重な機会を得ることができるでしょう。未来の開発環境を共に創り出しましょう。