防災を考える
2025-10-14 16:13:14
新潟県中越地震の語り部から学ぶ防災の重要性
新潟県中越地震の語り部から学ぶ防災の重要性
2024年10月19日、東京都江東区の東京臨海広域防災公園に位置する「そなエリア東京」では、特別なイベントが開催されます。この日、参加者は新潟県中越地震の経験を語る語り部から直接お話を伺い、過去の教訓を未来の備えとして活かすための知識を得ることができます。
中越地震の背景と影響
新潟県中越地震は、2004年10月23日の午後5時56分に発生し、マグニチュード6.8を記録しました。この地震は新潟県川口町(現・長岡市)を震源としており、多くの人々に衝撃を与えました。結果として死者68人、負傷者4,805人、全壊家屋3,175棟という甚大な被害をもたらしました。これらの記録は、災害への備えがいかに重要であるかを物語っています。
言葉から学ぶ教訓
当日、そなエリア東京の防災体験ゾーンでは、特別に再現された被災地のジオラマが用意され、参加者は実際の状況を目の前にしながら語り部の話を聞くことができます。NPO法人「くらしサポート越後川口」の代表理事である丸山健一氏が、当時の状況や取り組んだ経験についてお話しします。これらの話は決して忘れてはいけない教訓となるでしょう。
附帯イベントとしての活動
同日には特別プログラムだけでなく、新潟県で育ったチューリップやスイセンを園内に植えるイベントも行われます。この取り組みは、10月23日で中越地震から21年が経つことを記念したものです。災害への備えとともに、自然と触れ合う経験が参加者に新たな感慨を与えることでしょう。
参加者は、10月19日(日)の各回に(10:15、11:15、13:15、14:15)、それぞれ約30分のセッションに参加できます。また、イベントは無料で、先着25名までの限定定員制ですので、早めの受付が推奨されています。受付はそなエリア東京のインフォメーションカウンターにて行われます。
パネル展での理解を深めよう
さらに、同じく10月7日からは「新潟県中越地震―山間部を襲った大地震―」というパネル展が開催されています。この展示では、地震の概要、被害の様子、避難生活の実態などを写真や図を使って説明し、震災の記憶を伝える取り組みが紹介されています。入館料は無料で、こちらも多くの方に足を運んでいただきたいイベントです。
東京臨海広域防災公園について
東京臨海広域防災公園は、首都圏で地震などの大規模災害が発生した際、国や地方自治体の緊急対策本部が設置される重要な機能を持つ場所です。草地広場では、防災訓練や様々なイベントが行われており、地域住民の防災意識向上に寄与しています。
参加方法とアクセス
東京臨海広域防災公園へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。東京臨海高速鉄道・りんかい線「国際展示場」駅から徒歩約4分、またはゆりかもめ「有明」駅から徒歩約2分と大変近いです。駐車場は一般利用者向けはなく、近隣のコインパーキングを利用することが推奨されています。
まとめ
防災は年々重要性を増しています。新潟県中越地震の語り部に学び、未来の災害に備える活動に参加することで、私たち自身の知識と備えを深化させましょう。ぜひこの機会に、災害への備え再確認の一環として、ご参加ください。
会社情報
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公益財団法人 東京都公園協会
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