コロナ疲れ測定開始
2020-07-22 11:03:46
神戸市とSplinkが共同で実施するコロナ疲れ測定プロジェクトの全貌
神戸市とSplinkが共同で実施するコロナ疲れ測定プロジェクトの全貌
新型コロナウイルスの影響は、私たちの生活様式を一変させました。テレワークの普及や長時間のオンライン会議が普段の生活に浸透する中で、知らず知らずのうちにストレスが蓄積し、精神的・肉体的な疲労感を引き起こす「コロナ疲れ」が広まっています。このような課題意識を持つ中、神戸市とそのスタートアップ企業Splinkは新しいアプローチを用いて、コロナ疲れを見える化する実証実験を開始しました。
コロナ疲れとは何か?
「コロナ疲れ」は、主に新型コロナウイルスの影響により、運動不足やメンタルヘルスへの悪影響が考慮された新しい概念です。テレワークやオンライン会議の導入に伴う社会的な孤立感やストレス、不規則な生活リズムが、私たちに深刻な影響を及ぼしています。Splinkはこのコロナ疲れに対処するため、オンラインで行える10分間のストレスチェックを開発しました。
実証実験の背景
神戸市は新型コロナウイルスによる経済停滞や市民生活支援に取り組んでおり、スタートアップ企業の支援を行っています。その一環で、Splinkは「STOP COVID-19 × #Technology」というプロジェクトに提案し、採択されました。これに基づき、神戸市の職員を対象とした実証実験が実施される運びとなりました。
実証実験の内容
実証実験では、神戸市職員を主な対象に、業務形態の違いや対面接触の有無が脳の慢性疲労やメンタルヘルス、認知機能にどのような影響を与えるのかを見える化します。これには、10分間のオンラインテストを用い、各部署から選ばれた職員をグループに分けて結果を解析します。実証実験は、2023年7月中旬から始まり、約3ヶ月から6ヶ月を予定しています。
今後の展望
実証実験の結果は、神戸市民の健康管理に役立つだけでなく、同様の課題を抱える他の自治体や企業への展開にもつながる見込みです。Splinkは、実証実験を通じて得られたデータをもとに、より効果的な健康管理施策を構築していく考えです。
過去の取り組み
Splinkはこれまでも神戸市と協力し、地域への貢献を続けてきました。2019年度には「500 Kobe Accelerator」に選ばれ、昨年は神戸医療産業都市との連携によるヘルステック企業としての期待が寄せられました。また、2020年には「スタートアップ補助制度」にも認定され、地域経済の発展に寄与しています。
Splinkの会社情報
Splinkは2017年に設立され、神戸を拠点に様々なヘルスケア関連事業を展開しています。特に、ブレインヘルスケア事業に特化しており、健康管理に役立つデータ基盤の構築にも力を入れています。さらに、若手人材の育成やスタートアップ支援にも積極的に取り組んでいます。今後も神戸市との連携を強化し、市民の健康に寄与するプロジェクトを数多く展開していくことでしょう。
おわりに
新型コロナウイルスが引き起こす様々な問題に対処するためには、地域全体での協力が欠かせません。神戸市とSplinkの取り組みは、その一例として今後の健康社会のモデルケースとなることでしょう。この実証実験の結果がどのように市民の健康改善に貢献するのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社Splink
- 住所
- 東京都港区赤坂1-14-14WAW赤坂第35興和ビル4階
- 電話番号
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