伊予銀行が地方銀行初のCOPC® CX認証を取得し国際基準の品質を実現
伊予銀行、地方銀行初のCOPC® CX認証を取得
愛媛県松山市に本社を置く伊予銀行は、地方銀行として初めて国際品質保証規格「COPC® CX規格コンタクトセンター版 Release 7.0」の認証を取得したことを発表しました。これは、顧客体験(CX)の向上を目指す取り組みが評価され、ダイレクトコンサルティング部のいよぎんテレホンセンターがこの規格に基づいて認証を受けたものです。
COPC® CX規格の意義とは?
COPC® CX規格は、顧客体験を重視する企業に適用される国際的な基準です。この規格は、優れた顧客サービスを実現するための運営プロセスや成果を測るためのベンチマークを設けています。認証を受けるためには、オペレーション監査やパフォーマンスデータの評価が行われ、迅速なサービス提供や顧客対応の質、運営効率、さらには顧客満足度が高い成果を持つ組織に与えられるものです。
日本におけるCOPC®規格
この規格は1996年にアメリカで制定されており、顧客満足度を向上させることを目的としたマネジメントモデルとして発展してきました。かつては、マイクロソフトやアメリカンエキスプレスなど大手企業が参加し、コールセンター業務の品質向上を図りました。
日本国内においては、COPC®規格監査を行う機関として株式会社プロシードが挙げられます。プロシードは、コールセンターマネジメントやITサービスマネジメントの分野での教育や導入コンサルティングを行っており、今後も多くの企業がこの基準を目指していくことが期待されます。
伊予銀行の取り組み
伊予銀行がこの認証を取得した背景には、顧客満足を最優先するという経営方針があります。銀行業界にも厳しい競争が存在する中で、顧客との信頼関係を深め、質の高いサービスを提供することが不可欠です。今回の認証取得をきっかけに、さらに顧客体験を強化し、地域に根ざした経営を推進していく姿勢が見受けられます。
今後の展望
伊予銀行のCOPC® CXには、2025年3月に正式な認証が下りる予定です。これを通じて、顧客サービスの質を高めていくための具体的なアクションを実施していくことでしょう。顧客からのフィードバックをもとに、サービス改善や新たな取り組みが進められ、地域住民や顧客のニーズに応える銀行としての地位を一層強化していくことが期待されます。
このように、国際基準をクリアすることで、伊予銀行は新たな顧客体験の提供に向けた第一歩を踏み出しました。地域の活性化や経済の発展にも寄与することが期待されています。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社プロシード
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル22階
- 電話番号
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03-6212-2107