持続可能な社会に向けた子どもアドボカシーの新たな挑戦
福岡市に本拠を置くNPO法人全国子どもアドボカシー協議会が、2026年度の「Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGs」に選ばれ、組織基盤強化の助成を受けることが決まりました。この支援を通じて、協議会は今後3〜5年間にわたり、中長期計画の策定とガバナンス体制の強化に取り組むことになります。この活動は、子どもたちの声を大切にし、その権利を守る「子どもアドボカシー」を全国でより強力に展開するための重要なステップです。
Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGsについて
「Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGs」は、NPOやNGOが持続可能な社会変革に向けて活動できるよう支援するプログラムです。貧困の解消を目指し、国内外での助成や組織課題の解決に向けた取り組みを行っています。この助成に選ばれることで、協議会は外部の専門家と共に持続可能な組織基盤を築き、支援をより効果的に行える体制を整備することができるのです。
組織基盤強化に向けた背景と取り組み内容
設立からわずか1年で急速に事業を拡大してきた当協議会ですが、その成長には組織内部の整備が追いつかないという課題もありました。子どもたちが抱える「声を聴いてもらえない」問題に真正面から取り組むためには、「一時的な情熱」ではなく持続可能な「強い組織」として進化する必要があります。
専門家の力を借りて、今後1年間で以下の3つの重点事項に取り組んでいきます。
1.
中長期事業計画の策定: 組織の目指す姿から逆算し、必要なリソースを明確化するロードマップを作成します。
2.
バリューの浸透: リーダーやスタッフが共通の価値観で行動できるよう、組織文化を築きます。
3.
持続可能な運営体制の構築: 理事とスタッフの役割分担を最適化し、自主的に資金を確保するための戦略を立てることも重要です。
主な活動内容と今後の展望
協議会の活動内容は多岐にわたりますが、特に「貧困」という大きな社会課題に対し、子どもの意見表明権を守るための支援を行っています。いくつかの主な活動を以下にご紹介します。
1.
人材養成研修: 子どもアドボカシーを実施するための支援者を育てる講座を全国展開し、既に300名以上の修了生を輩出しています。また、リーダー層のための「リーダーズサミット」を毎年開催し、事業運営の支援を行います。
2.
子ども・若者によるアドボカシー事業: 社会的養護を受けた若者が委員会を結成し、自身の体験を地域社会に伝えています。この活動を通じて、若者たち自身のエンパワメントにもつながっています。
3.
実態調査・政策提言: 各自治体に対してアドボカシーの実施状況を調査し、得られたデータを基に国に向けた政策提言を行い、貧困対策や権利保障の制度整備に貢献しています。
協議会のビジョン
全国子どもアドボカシー協議会は、「子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会の実現」を目指し、交流会や全国セミナーなどを通じて活動を進めています。特殊な環境にある子どもたちの権利を擁護するため、引き続き積極的に活動を展開していく所存です。私たちの取り組みにより、より多くの子どもたちが声を上げる機会を得られる社会の実現を目指します。
これらの活動を通じて、持続可能な組織基盤を確立し、更なる社会変革の推進を目指すNPO法人全国子どもアドボカシー協議会の取り組みにご期待ください。