金融業界の未来を探る!第4回コンタクトセンターリーダーサミット
2024年4月30日、東京・八重洲にて、株式会社プロシードが主催する「金融業界コンタクトセンター エグゼクティブリーダー・サミット」の第4回が開催されました。このサミットは、金融界のコンタクトセンターにおける経営層を対象としたもので、最新のトピックや成功事例が共有されています。
当日は、国内の金融業界から23社37名が参加し、「人的資本経営」をテーマに、人的資本への投資やカスタマーサービス改善、業務プロセスの合理化についての議論が行われました。この分野の重要性を再認識する貴重な機会となりました。
金融業界における人的資本経営の重要性
人的資本経営とは、企業における人材を資本と捉え、その価値を最大限に活かすことを目指す管理手法です。これは持続可能な成長と企業価値の向上に寄与します。具体的には、経営戦略と人材戦略の連携を強化し、組織内での人材マネジメントの質を向上させることが求められます。従業員経験の向上もこの中で重要な要素とされています。
この日、講演を担当したのは、株式会社HRForceの取締役や船井総合研究所の専門家たちです。彼らは人的資本経営の実践的な事例や、コンサルタントの採用から育成、定着化の過程について詳しく解説しました。
具体的な内容とグループワークによる実践
プログラムは、まず開会の挨拶から始まり、その後実践事例に関する講義、グループワークへと展開されました。参加者は自社の課題について話し合い、具体的な解決策を模索する時間を持ちました。このプロセスを通じて、参加者同士の相互理解が深まり、有意義な情報交換が行われました。
各セッションの概要
- - 開会挨拶 (13:00-13:10)
- - 事例講座1: 人的資本経営実践事例紹介(13:10-13:50)
- - 事例講演解説: 金融業界の最新調査からの業界課題(13:50-14:05)
- - グループワーク: 従業員体験に関する課題整理(14:05-14:55)
- - 休憩・ネットワーキング(14:55-15:15)
- - 解決施策講座:エンゲージメント向上のためのマネジメント論(15:15-15:45)
- - 再度のグループワーク: 改善施策の検討(15:45-16:35)
- - 調査レポート解説: 心理的安全性を育む1on1のポイント(16:35-16:50)
- - まとめと閉会の挨拶(16:50-17:00)
- - 懇親会(17:30-19:30)
参加者からは「新たな知識が得られた」「同業他社とのネットワーク作りができて良かった」といった声が多く寄せられました。特に人的資本への具体的なアプローチや、改善案の検討が好評でした。
今後の展望
今後の金融CCリーダーサミットに向けても、参加者のフィードバックを基にさらなる充実を図っていくとのことです。このサミットは、顧客窓口の責任者が相互に情報と知識を交換し、学ぶ場としてますます重要な役割を果たしていくでしょう。金融業界が直面する変化に柔軟に対応できるよう、引き続き展開していくことが期待されます。