アバターロボット活用！未来型展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT」開催決定

未来型展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT」が2024年に開催

2024年3月13日から15日にかけて、愛知県国際展示場（Aichi Sky Expo）にて、国際産業展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT（SMS）」が開催されます。本展示会では、アバターロボットや5Gといった最先端技術を駆使し、未来型の展示会を目指します。

5Gとアバターロボットによる革新的な展示会体験

SMSでは、来場者はアバターロボットを通じて遠隔地にいる担当者とリアルタイムでコミュニケーションを取ったり、最新の製造技術や製品をバーチャル空間で体験したりできます。これは、時間や場所の制約を超えた、全く新しい展示会体験を提供することを意味します。

シンガポールとのメタバース連携実験

すでに2月には、SMS開催に向けた実証実験が愛知県国際展示場にて行われました。その実験では、5G環境下で複数台のアバターロボットを稼働させることに成功。さらに、シンガポールと国際通信を結び、メタバース空間上に再現された両国の観光施設をバーチャルツアーする実験も行われました。この実験は、リアルとバーチャルの融合による展示会の新形態を示唆する画期的な試みとなりました。参加者は、地理的な距離を超えて、まるで実際にシンガポールを訪れているかのような臨場感を味わうことができました。

企業連携によるビジネスチャンスの創出

SMSを主催するGL events Venues株式会社は、2月25日に開催された「イノベーションミート2023」に出展し、約150名の来場者へSMSへの参加を呼びかけました。17社もの企業との連携により、日欧間のビジネスチャンス拡大にも大きく貢献すると期待されています。

あいちデジタルアイランドプロジェクトとの連携

SMSは、愛知県が推進する「あいちデジタルアイランドプロジェクト1」とも連携しています。このプロジェクトは、中部国際空港島周辺地域をデジタル技術を活用した革新的事業・サービスの拠点とすることを目指しており、SMSは、その取り組みの一環として、2030年の未来社会を見据えた技術やサービスの実現に貢献すると考えられています。

アバターロボットの可能性

SMSで活用されるアバターロボット2は、5Gなどの通信技術により遠隔操作が可能で、時間や場所を選ばずに作業や体験ができます。この技術は、人材不足や移動困難といった社会問題の解決に繋がる可能性を秘めています。

まとめ

「SMART MANUFACTURING SUMMIT」は、アバターロボットや5Gなどの最新技術を駆使した、未来型の国際産業展示会です。リアルとバーチャルの融合による新たな展示会体験、日欧企業間のビジネスチャンス創出、そして地域社会の発展に貢献する、革新的なイベントとなることが期待されます。

1 あいちデジタルアイランドプロジェクト：中部国際空港島及び周辺地域を、5G等デジタル技術を活用した革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に導入が見込まれる近未来の事業・サービスを2025年度を目途に実装することを目指し、愛知県が2022年6月に立ち上げたプロジェクト。

2 アバターロボット：5Gなど通信技術活用により、遠隔地から自分の分身のように動かすことができるロボット。時間や場所にとらわれない就労や体験を可能にすることで、さまざまな社会課題解決への応用が期待されています。