名車と名機関車が共演!
2024年11月2日から4日まで、京都鉄道博物館にて特別イベント「トヨタ・センチュリーが京都鉄博にやってくる!」が実施されます。今回は、名車トヨタ・センチュリーと、歴史ある蒸気機関車C51形239号機の並ぶ貴重な機会が訪れます。
トヨタ・センチュリーとは
彌榮自動車株式会社が所有するトヨタ・センチュリーは、日本を代表する高級乗用車です。特にこのセンチュリーは、1990年代後半から彌榮自動車が賓客送迎用に使用してきた「ハイヤー特別車」です。公共の場で数多くの名誉ある場面を彩ってきたこの車両は、用状況や仕様からも特別な存在です。
C51形239号機の歴史
並ぶC51形239号機は、1927年に製造された蒸気機関車であり、特急列車「燕」を牽引していた事でも知られています。さらに、歴代天皇陛下の行幸啓に伴い、104回ものお召し列車を牽引した実績を持つ特別な機関車です。1972年には梅小路運転区への移籍や、その後の復元を経て、現在に至ります。
収容の際の意義
今回の展示は、トヨタ・センチュリーがハイヤー・タクシー車両として初めて京都鉄道博物館の扇形車庫に入るものとなります。そしてC51形239号機と一緒に展示されるという、これまでに考えられなかった光栄な合体です。お互いが愛され続け、時代を超えて第一線で活躍してきたことが、この特別なイベントの背景にあります。
イベントの開催経緯
彌榮自動車が京都産業大学との産学連携事業を通じて、このイベント実現のきっかけが大きく働きました。2014年より同大学でのキャリア形成支援プログラムに参加してきたことで、京都鉄道博物館との強い結びつきを持つようになりました。このネットワークが新たな企画とアイデアを生み出し、ついに今回の展示へと繋がりました。また、当日は学生ボランティアが車両についての説明を行う予定です。
イベント詳細
- - イベント名: トヨタ・センチュリーが京都鉄博にやってくる!
- - 日程: 2024年11月2日(土)~4日(月・振替休日)
- - 場所: 京都鉄道博物館 扇形車庫
展示は開館時間内、各日10時から17時までの予定ですが、入館には入館料が必要です。展示は通常の蒸気機関車の展示エリアに併設される形で行われ、来場者はこの2台を間近に見ることができます。ただし、両車両の車内に乗ることはできませんのでご注意ください。
このイベントは、交通事業者にとって嬉しい機会であり、京都の名物事業者たちが協力して実現した意義深い事例ともなります。これからも、京都の各業界が連携し新たな取り組みに挑戦していくことを期待しています。