持続可能な水産業へ向けたFRDジャパンの新たな挑戦と事業拡大

FRDジャパンが描く持続可能な未来

株式会社FRDジャパン（以下「FRD」）は、農林中央金庫からの第三者割当増資を実施しました。この資金は、千葉県富津市で進められている商業プラント（Phase2）の開発だけでなく、次期プラント（Phase3）の開発へも活用されます。FRDは、持続可能な食料供給体制の確立を目指し、陸上養殖の実現可能性に力を入れています。

本増資の目的と意義

FRDの増資は、特にPhase3の事業に必要な先行投資に焦点を当てています。これにより、基礎設計や候補地調査、技術開発などの具体的な取り組みが進行します。農林中央金庫の支援を受け、FRDは陸上養殖業の産業化を推進しながら、持続可能な水産業のビジョンを具現化していくのです。

事業の進捗

現在、Phase2商業プラントの建設は順調に進んでおり、2026年の稼働を目指して着実に工事が進められています。屋根の設置が完了し、試運転フェーズへと移行中です。また、2027年の出荷開始に向けては、販売先との商談や試験販売も進展しています。これに加えて、Phase3に向けての課題解決や人材確保といった取り組みも強化されており、FRDはより一層の成長を目指しています。

FRDジャパンの背景

FRDは2013年に設立され、日本独自の技術を活用した閉鎖循環式陸上養殖システムの開発に注力しています。「海にたよらず、おいしいサーモンを」のミッションのもと、持続可能な水産業を実現するための新しい食料供給モデルを目指しています。自社ブランド「おかそだち®」として販売されるサーモンは、その特徴的な養殖方法により、新鮮で安心安全な商品を提供しています。