AI初等教育講座「AIミネルバNovice」新開設
AI技術が発展する現代において、学生たちに必要となる力を育む教育の形が新たに進化を遂げています。その一環として、株式会社APCが提供するAI初等教育講座「AIミネルバNovice」では、2025年に新たに「試行錯誤する力」を育成する講座が開始されました。この講座は、実際の体験を通じて、学生たちが課題解決のための重要なスキルを身につけることを目的としています。
講座の概要
「試行錯誤する力」を育成するための講座は、座学と実践を交えた内容で構成されています。具体的には、「明確な答えはあるが、その答えにたどり着く方法が不明な場合」と「理想はあるが具体的な答えが見えない場合」の二つのシナリオに分かれ、学生たちは各シナリオに沿って仮説を立て、検証を繰り返すことで解答に近づいていくことを学びます。
2025年7月16日、大分県立鶴崎工業高等学校にて実施された初回の講座では、73名の電気科1年生が参加し、実際に試行錯誤ツールを用いてその手法を体験しました。参加した学生たちは、授業を通じて楽しみながらも貴重な学びを得ることができたとしています。
協賛企業との関係
新講座の導入に加え、「地元の企業・仕事を知る」というテーマで、協賛企業を募ることで受講生に業界理解を深める機会を提供しています。今年度からは、大分県内の高等学校に向けてスポンサー制度によるサービス提供を開始し、かなりの興味を集めています。
初回スポンサーとして参加したのは、株式会社ティー・シージャパンで、実業務におけるAI活用の事例紹介などを行いました。同社の代表は、「高校生の新卒採用市場は厳しさを増している。そのため、早期から企業とのつながりを持ち、当社の認知度を高めたい」と意気込みを語っています。
今後の展望
「AIミネルバNovice」では、次に大分県内の大学生や専門学校生がサポーターとして参加する「次世代AI教育連携プロジェクト」を予定しています。大分県立情報科学高等学校の全学科1年生を対象とし、これまでの内容をさらに強化していく見込みです。
このプロジェクトでは、AIテクノロジー科やデジタル創造科、ビジネスソリューション科など、様々な分野の学生が協力し、企業実習のAI活用方法や業界説明、さらにはDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みについても学びます。さらに、魅力的なトライアルスポンサー企業にも募集を行っており、企業間の連携も含めた、実践的な教育環境を目指しています。
講座の実施によって、学生たちはAIに関する知識とともに、実務的な能力も磨きながら成長することが期待されています。社会のニーズに応じた新たな人材育成に貢献する「AIミネルバNovice」から、今後も目が離せません。
お問い合わせ先
興味のある企業や連携希望の方は、以下の連絡先からご連絡ください。
また、トライアルスポンサーに関する問い合わせは、以下までお願いいたします。