環境意識の高まりを受け、SCSKのCO×COカルテが国際基準をクリア

SCSKのCO×COカルテが国際規格の妥当性確認を完了

近年、企業の環境への配慮が重要視される中、SCSK株式会社が提供するCO₂排出量算定サービス『CO×CO カルテ（ココカルテ）』が、国際的な標準であるISO14064-3に基づく妥当性評価を完了しました。これにより、CO×COカルテを利用する企業は、客観的な根拠に基づいたCO₂排出量の算定が可能となります。

1. サステナビリティへの対応が求められる背景

現在、企業はサステナビリティに関する情報開示の厳格化に直面しています。大企業はサプライチェーン内の取引先に対し、CO₂排出量の報告を求めており、その信頼性がこれまで以上に重要な課題となっています。この流れは中堅・中小企業にも影響を及ぼしており、彼らにとっても信頼性の高いデータ提供が求められています。

SCSKは、こうした現状を受けて、CO×COカルテでの算定実務の負担軽減だけでなく、国際規格ISO14064-3による妥当性確認を行うことで、信頼性の担保に努めています。

2. 妥当性確認の詳細

妥当性確認は、2025年10月9日を対象日として実施され、排出係数や原単位、算定方法を含む広範な範囲が対象となりました。この評価は、環境省が定めた地球温暖化対策の法律や、サプライチェーンにおける温室効果ガスの算定に関する基本ガイドラインに則って行われました。

排出係数や排出原単位の選定においては、定量的かつ実証的な基準が適用され、信頼性の高い算定が実現されました。

3. CO×COカルテの特長と利点

CO×COカルテは、企業が保有する財務データをクラウドにアップロードするだけで、自動的にCO₂排出量を算定するサービスです。独自に開発されたアルゴリズムによって、業務プロセスが大幅に簡略化されます。これにより、専門的な知識や経験がなくても利用できるため、企業内での属人化を防ぎ、実際のエネルギー使用量やデータ収集に伴う負担を軽減します。

サービスの利用は非常にユーザーフレンドリーで、企業にはCO₂排出量の把握と報告が容易に行える環境が提供されます。また、このサービスは、脱炭素化を志向する企業にとって強力なパートナーとなることでしょう。

4. SCSKの意義と未来へのビジョン

SCSKグループは、経営理念として「夢ある未来を、共に創る」を掲げ、サステナビリティ経営に取り組んでいます。特に、「地球環境への貢献」「豊かな未来社会の創造」「健全なバリューチェーンの確立」といったマテリアリティを設定し、これに基づいた企業活動を展開しています。

CO×COカルテを通じて、信頼性の高いCO₂排出量の算定を行うことで、企業の脱炭素対応を支援し、地域やサプライチェーン全体での脱炭素化に貢献することが、SCSKの今後の目標です。これからも、持続可能な社会を目指してより良いサービスを提供していくことでしょう。

5. お問い合わせ先

CO×COカルテに関する詳細は、SCSK株式会社ビジネスデザイングループ GXセンター CN事業推進部までお問い合わせください。以下にご連絡先を記載します。
E-mail: [email protected]

このように、CO×COカルテは、企業が持続可能な未来を築くための重要なツールとして、ますますその重要性を増しています。