パンチ工業、北上工場で鉄鋼関連団体見学会を実施
2023年11月4日、岩手県にあるパンチ工業株式会社の北上工場で、日本鉄鋼協会東北支部と日本塑性加工学会東北・北海道支部が共催した見学会が開催されました。このイベントには、大学生や企業の社員を含む18名が参加し、パンチ工業の金属加工技術を直接肌で感じる貴重な機会となりました。
見学会の内容と参加者の反応
第一部では、工場の加工現場を見学しました。参加者からは「熱処理から加工まで一貫した流れが見られ、非常に参考になった」といった感想が寄せられました。また、現場スタッフへの質問も活発に行われ、参加者の興味の深さが伺えました。
講演のテーマと内容
第二部では、パンチ工業の製造技術部による「接合技術で実現する理想的な金型部品」というテーマの講演が行われました。この講演で、同社の独自技術である金属接合技術「P-Bas®」について詳しく説明され、参加者はその原理や具体的な応用に関する質問を投げかけました。
たとえば、金属同士を接合する際にどういった原理を使うのかという質問には、「拡散接合によって接触面で原子が移動し合う」という専門的な解説があり、多くの参加者が興味を示しました。これらの質疑応答を通じて、技術の深い理解が得られる場となりました。
パンチ工業の技術力と未来展望
パンチ工業は、創業から47年にわたり、精密な金属加工を中心に事業を展開してきました。特に、特注金型部品の製造では世界的なシェアを誇ります。同社は後継者育成や技術継承を重視し、次世代の豊かなものづくりを目指しています。それは、パンチグループのパーパスに明記されている「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力」に基づいています。
最近では、航空宇宙産業や新素材の開発にも力を入れており、2023年5月には株式会社ダイモンと提携し、月面探査車のプロジェクトにも技術提供を行っています。このような先進的な取り組みは、パンチ工業が技術革新に果敢に挑む姿勢を示しています。
これからの取り組み
今後も同社は金属加工技術の研究開発を進め、ものづくりの進化をリードし続けることでしょう。特に、金属の接合技術「P-Bas®」の活用が、特に難しいとされる複雑な金属部品の製作に新たな道を開くことが期待されています。これにより、さらなる品質の向上や製品の多様化に寄与することを目指しています。
パンチ工業の継続的な挑戦と進化から目が離せません。これからも業界の最前線で活躍し続けることが予想される同社の動向に、ぜひ注目していきましょう。
パンチ工業の基本情報
- - 社名: パンチ工業株式会社
- - 所在地: 東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館5階
- - 設立: 1975年
- - 売上高: 408億円(2025年3月期)
- - 従業員数: 3,463名(2025年3月末)
- - URL: パンチ工業
このように、業界内でのより良い未来を築くために、常に前進を続けるパンチ工業に、さらなる期待が寄せられています。