FiTとココロミルによる負荷心電図計測イベント
はじめに
近年、生活習慣病への関心が高まる中、フィットネスも重要なテーマになっています。このような背景を受け、株式会社FiTと株式会社ココロミルが共同で心電図計測イベントを実施しました。2024年9月6日と10月26日の2日間にわたり、24時間フィットネスジム「LifeFit」学芸大学店で行われたこのイベントは、参加者の健康意識を高め、早期の病気発見を目指す重要な取り組みとなりました。
負荷心電図計測イベントの目的とは
イベントの目的は、運動時における心電図を測定し、不整脈の早期発見を促進することでした。最近の厚生労働省のデータによると、不整脈の患者数は推定約96万人に上ります。特に40代以降は発症率が高まり、加齢とともにそのリスクも増すため、早期のチェックが求められます。
今回のイベントでは、参加者がウェアラブル心電計を装着し、トレッドミルでの運動中に心電図データを取得しました。このデータを解析することで、運動中にのみ表れる不整脈の兆候を見つけ出し、必要に応じて適切な対応につなげることを目的としていました。
イベントの詳細
実施日時は以下の通りです。
- - 2024年9月6日(金)16:00~19:00
- - 2024年10月26日(土)12:00~16:00
場所は「LifeFit」学芸大学店で、参加者は20代以上の会員層を対象とし、費用は無料でした。イベントでは、まず不整脈に関する説明を行った後、負荷心電図の検査が行われました。参加者たちは、トレーニングをしながら健康への理解を深める貴重な体験をしました。
実施結果と得られた知見
イベントに参加した15名のうち、2名に不整脈の兆候が見つかりました。これまで不整脈を指摘されたことがなかった参加者たちが、運動中に不整脈が確認された事実は、定期的な測定の重要性を浮き彫りにしました。このことから、不整脈は自覚症状がなく、見逃される可能性が高いことが明らかになりました。
運動中の不整脈のリスク
運動中に発生する不整脈は、しばしば安静時には確認されないことが知られています。また、運動中の突然死の原因の大半が心臓関連であり、そのリスクは安静時の約17倍にも達するというデータも存在します。これにより、特にスポーツ愛好者や定期的に運動をする人々にとって、運動中の心電図測定が重要になっています。
「LifeFit」の魅力
「LifeFit」は、アプリを活用した次世代型フィットネスジムで、簡単に利用できる点が大きな特徴です。入会・退会の手続きがすべてオンラインで完結し、従来のジムのような煩雑な手続きが不要です。また、リーズナブルな料金体系も魅力です。30日いくらで通い放題というシステムは、金銭的な理由でジムに通えなかった方でも気軽に利用できます。
まとめ
FiTとココロミルの共同による負荷心電図計測イベントは、参加者にとって健康意識を高めるきっかけとなりました。心疾患に関する理解も促進され、多くの参加者が自分自身の健康状態を見つめ直す良い機会となりました。今後もこのような取り組みを通じて、フィットネスと健康の重要性を広めていきたいと考えています。