北海道初のIOWN体感デモが完遂
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、2024年11月1日から2025年3月7日にかけて行われた北海道初の「IOWN体感デモ・実証 Challenge Field Hokkaido with IOWN」に技術協力を行いました。これにより、最新の通信技術、特にIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)を活用した様々なデモが実施され、参加者にその可能性を伝えることができました。
この取り組みは、NTT-AT、北海道、NTT東日本の共同によるもので、すべてのデモが無事に完了しました。
IOWNとは何か?
IOWNは、先進的な光関連技術と情報処理技術を組み合わせた、未来の通信基盤を構想したものです。この技術は、従来のインフラの限界を超え、多様な社会の実現を目指しています。実際に、人々の生活をより豊かにするデジタル社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。
デモの内容と詳細
体感デモは全5回にわたって実施され、各回ごとに異なるテーマと実証内容が設定されました。以下は、デモの概要です:
YOSAKOIソーランの遠隔演舞練習や、離れた場所でのじゃんけんぽん体験を通じて、IOWNの新しい可能性を体感しました。
触覚伝送や遠隔リアルタイム顔認証、産業ロボットによる遠隔研修など、ビジネスに特化した機能が紹介されました。
デモは複数日程にわたって実施され、大容量データのファイル転送や遠隔プロダクションの実験が行われました。特に道内企業との共同企画によるディスカッションは、企業の持つ技術の応用可能性を探る貴重な機会となりました。
実施におけるNTT-ATの役割
NTT-ATは、以下のようなサポートを通じてイベントを成功に導きました:
1.
ネットワーク設計支援
IOWN回線とフレッツ回線の違いを参加者に体感してもらうため、実証環境のネットワークを設計し構成図を作成しました。
2.
技術支援
IOWN回線の特性を最大限に引き出すため、現地で機材の接続と調整を行い、高速かつ低遅延の通信を実現しました。
3.
現地サポート
デモの実施中は、現地でのトラブル対応や便宜を図り、円滑な運営に寄与しました。
期待される成果
この初の試みを通じて、参加者は最先端の技術を経てIOWNの実力を直接体感しました。また、これにより収集した知見やノウハウは、今後のネットワーク構築に活かされていく予定です。
今後も、NTT-ATはIOWNを活用したさらなるプロジェクトに取り組み、地域への貢献とともに、持続可能な未来に向けた新しい通信基盤の確立に尽力していくでしょう。引き続き、皆さまの応援をお願い申し上げます。
参考リンク
IOWNは私たちの生活をより良いものに変える可能性を秘めた未来の技術です。このデモをきっかけに、多くの人々がその重要性を理解し、未来へと歩みを進めることでしょう。