心象フォトエッセイ『「想」東京』が公開
2019年9月14日、フォトエッセイストの立山紘氏が新作『「想」東京 Tokyo emotion』を発表しました。この作品は、日本の冬の魅力を切り取ってきた著者が、今回初めて真剣に向き合った都市、東京をテーマにしています。これまでの作品同様、独自の視点で切り取られた東京の風景は、心の原風景を感じさせてくれます。
写真展の開催
新書の発売に合わせて、特別写真展も開催されています。この展覧会は、JR中央線の武蔵境北口にある駅前コミュニケーションスポット「QuOLa」にて実施され、11月末まで続きます。また、QuOLaの大型ビジョンでは、発行記念の広告も放映され、多くの関心を集めています。
作品の内容
『「想」東京』は、東京に潜むさまざまな魅力を「鳥瞰」「情動」「温故」「幻影」「顕在」「鮮烈」「大都」に分けて表現しています。これらは、それぞれの視点から新たに発見された東京の姿を映し出しています。立山氏は冬の大自然と格闘し続けた経験を活かし、東京をどのように感じ取ったのか、そのプロセスが作品に反映されています。
著者は「雪国の取材から稲妻のように吹雪を受けながら、冬の日本を撮り続けてきた。そして、東京に戻ると、変わらぬ温かい歓迎を受ける。この『多彩さ』は、自分の心の変化と東京の持つ深淵さを示している」と語ります。
東京という舞台
著者は東京を、都市であると同時に自然的な側面を持つ場所として捉えています。摩天楼や美しいベイサイドから見上げる空には、訪れる人々の数だけの思いが宿っています。立山氏は、旅人としての視点から取材した東京の風景を情景として昇華させることで、読者に新たな感動を提供しています。
商品詳細
- - タイトル: 『「想」東京 Tokyo emotion』
- - 発売日: 2019年9月14日
- - 定価: 本体1400円
- - 判形/仕様: 四六変形判(H170×W180㎜)
- - 発行: 創英社/三省堂書店
この心象フォトエッセイは、立山氏の情熱と東京への愛情が込められた一冊であり、未だ見ぬ首都の姿を探求する読者にとって特別な体験をもたらしてくれるでしょう。観覧を検討している方々は、ぜひ写真展にも足を運んでみてください。