ぐるなびが挑む地球温暖化対策と高品質なお米
株式会社ぐるなびが新たに開始する取り組みは、持続可能な農業と環境保護を融合させた注目のプロジェクトです。2022年度より、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のクリーンエネルギー支援を受け、バイオ炭を用いた農業生産方法を推進しています。このプロジェクトの一環として、バイオ炭で育てたお米を、ぐるなびの食品通販サイト「ぐるすぐり」で初めて販売することが決定しました。バイオ炭は、木材やもみ殻を炭化させたもので、土壌に施用することで二酸化炭素を固定し、地球温暖化対策に貢献します。
新米のラインナップ
新米の中でも、特に注目されるのが「意味のあるお米」のブランドであり、まずは「つや姫」(島根県出雲市産)を9月25日から、さらに「きぬむすめ」(同じく島根県出雲市産)を10月10日から販売します。このお米は、バイオ炭を施用した土壌で育つことで、環境に配慮した消費を促進する役割も果たします。
つや姫の特徴
「つや姫」はコシヒカリに比べると暑さに強く、さらに味や香り、粘り、炊き上がりの白さや光沢に優れた品種です。特別栽培米として、5kgで5,980円(税込、送料込み)での提供になります。このお米は数量限定で、売り切れ次第販売終了となります。
きぬむすめの特徴
「きぬむすめ」は高温登熟に強く、稲自体がしっかりと育ちやすい特性を持っています。このお米はもっちりとした食感とほんのりした甘みが特徴で、同じく5kgで5,280円(税込、送料込み)で販売予定です。
バイオ炭の効果と持続可能な農業
バイオ炭が施用された農地は、CO2を固定化し大気中の温暖化ガスを削減する効果が期待されます。農事組合法人おきすは、私たちが食する安全で高品質なお米を提供するだけでなく、環境に優しい農業を推進しています。その中で、農薬の使用を最小限に抑え、地域の消費者との結びつきを強めることを目指しています。
地域農業の未来に向けて
生産者は、「意味のあるお米」を通じて環境保護に貢献しているとともに、消費者にも毎日の食事からカーボンニュートラルな選択を促しています。これにより、私たちの食卓が未来の地球環境にどれだけ寄与できるかが問われる中で、ぐるなびも「食を通じてつなぐ人と地域の絆」を大切にし、食をめぐる新たな価値を創造しています。
今後、ぐるなびはバイオ炭を活用した農産物のメニュー開発を進め、さらなる実証実験へと発展させる予定です。環境越しに人々と結びつく食の可能性を信じ、持続可能な社会の実現に向け邁進します。