新型アナライザ登場
2025-06-18 09:36:21

ローデ・シュワルツ、56 GHz対応の新型アナライザを発表

ローデ・シュワルツ、最新型R&S FSWP位相雑音アナライザを発表



ローデ・シュワルツは、新しいアップデートを施したR&S FSWP位相雑音アナライザ/VCOテスタを投入しました。この新しいモデルは、最大56 GHzの信号源をサポートし、高度な計測能力を実現しています。具体的には、R&S FSWP-B56Gオプションにより、信号源の周波数範囲が50 GHzから56 GHzへと拡張され、外部の高性能信号源による測定も可能となりました。

新オプションの特徴



このこれまでの標準を超えた機能強化により、R&S FSWPは局部発振器として外部信号源を利用することができ、ユーザーはより速い時間で測定結果を得られるようになりました。例えば、高品質な外部信号源を使用することで、内部信号源で行う場合と比較して、最大1000倍も迅速に位相雑音の測定が可能になります。

この製品は、レーダー技術やシンセサイザ、OCXO、DRO、VCOなどが活用される領域において、優れたテストソリューションを提供します。新しいオプションの追加によって、具体的な測定が一層効率化され、ユーザーは以前よりも質の高い解析を行えるようになりました。

使いやすさと効率性



R&S FSWP B56Gオプションを選択すると、40 MHzの周波数オフセット以下での増幅器などのコンポーネントに対する加算位相雑音と残留位相雑音を、最高56 GHzまで、簡単に測定できるようになります。この新たな機能により、特に衛星通信や超高速LAN、CEI-224Gといった高速デジタルアプリケーションにおいて、信号のジッタ評価に必要不可欠なメトリクスが迅速に取得できます。

さらに、R&S FSWPには新たに「NOISE FIGURE MARKER」機能が追加され、増幅器を経由した雑音指数の計測を簡単に実施できるようになりました。この機能は、従来の位相雑音測定と同様に効果的に機能し、ユーザーは求める指標を短時間で得ることができます。特に、シグナル・アナライザとスペクトラム・アナライザの機能を統合していることで、多角的な測定が可能となり、計測の精度も格段に向上しています。

新型アナライザの販売と展示会情報



この最新型R&S FSWP位相雑音アナライザ/VCOテスタは、2025年7月から一般販売が開始されます。また、2025年6月にはカリフォルニア州サンフランシスコで開催されるIMS2025展示会にて初めてお披露目される予定です。展示ブースは小間番号1443ですので、ぜひ足を運んで最新技術を体験してください。

ローデ・シュワルツの技術に関するさらなる情報は、公式ウェブサイト Rohde & Schwarz をご覧ください。また、報道関係者の問い合わせについては、欧州、本社のChristian Mokryまでご連絡ください。

この新しいアナライザは、ただの計測機器にとどまらず、未来のテクノロジーを支える重要な役割を担うことになるでしょう。技術の進化と共に、業界のスタンダードを再定義する製品として、多くのユーザーに期待されています。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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