フォーバル会長、大久保秀夫氏が「脳卒中フェスティバル2024」に登壇
2024年10月27日、株式会社フォーバルの大久保秀夫代表取締役会長が、すみだ産業会館で開催された「脳卒中フェスティバル2024」(以下「脳フェス」)において、障がい者雇用に関するパネルディスカッションに登壇しました。このイベントは「脳卒中でも、可能性は無限大!『楽しい!をみんなへ。』」という理念のもと、企業や就労支援事業所が出展し、脳卒中当事者やその支援者に向けた情報を提供するものです。
脳卒中フェスティバルの開催趣旨
この年の「脳フェス」は、脳卒中当事者の大きな悩みの一つである「就労問題」に焦点を当てた「キャリアランド」をテーマにしています。会場には、障がい者が就労体験を行えるブースや、スポーツ体験、スペシャルライブなど、多彩なプログラムが用意され、全国から1,000名以上の参加者が集いました。
パネルディスカッションの内容
大久保氏は自身の経験をもとに、脳フェス実行委員長で理学療法士の小林純也氏、同委員の松川力也氏とともに、障がい者雇用の課題についてディスカッションしました。彼は特に以下の三つのテーマについて言及しました。
1. 障がいとの向き合い方
まず、「障がいとの向き合い方」がテーマとして扱われました。大久保氏は、自身が脳卒中サバイバーとしての経験を振り返りながら、「やりたいことを明確にすることで、努力することが苦しさではなくなる」と述べました。できないことにフォーカスするのではなく、やりたいことに集中することが重要であるというメッセージを伝えました。
2. 障がい者の社会参加を促進するには
次に、障がい者の社会参加を促進するための方法について議論が展開されました。大久保氏は、法定雇用率が引き上げられたにもかかわらず、依然として多くの企業が目標を達成できていない現状を指摘しました。「障がい者当事者が何をすることができるかを普段から考え、それを分担することが重要だ」と提案し、より社会参加できる環境の整備を促しました。
3. 障がい者雇用の普及
最後に、障がい者雇用を全企業が促進するためにはどうすべきかという議論が行われました。大久保氏は、「成功事例やノウハウを積極的に発信することで、障がい者雇用がさらに普及する」と強調しました。各企業が実績を共有することで、お互いに学び、支援する環境が整うと述べました。
大久保秀夫氏の経歴
大久保秀夫氏は1954年に東京都で生まれ、國學院大學法学部を卒業後、1980年に新日本工販株式会社(後のフォーバル)を設立し、26歳で代表取締役に就任しました。電話機市場にリースを導入し、業界初の10年間無料メンテナンスを実施。1988年には史上最年少で株式を公開し、その後も情報通信業界で数々の挑戦を行っています。現在、フォーバルは国内外で2,347名の従業員を抱え、多くの法人クライアントを持つ成長企業となっています。
「脳卒中フェスティバル2024」概要
- - 日時: 2024年10月27日(日)
- - 場所: すみだ産業会館(東京都墨田区)
- - 公式ホームページ: 脳卒中フェスティバル
株式会社フォーバルの概要
フォーバルは、ESG経営を可視化し、次世代経営コンサルタントとして中小企業を支援しています。特に政府の掲げる「グリーン」「デジタル」などのテーマに沿ったプロジェクトで、地域経済の活性化に貢献することを目的としています。